国際情勢が不安定な昨今、戦争について考えるようになった方も多いのではないでしょうか。
こんなときこそ、真の平和とはなにかを知り、行動していくことが重要です。
そこで今回は長崎市にある「長崎原爆資料館」とはどんな場所なのか、その概要や施設内容をご紹介いたします。
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長崎市「長崎原爆資料館」の概要!一体どんな場所?
1945年の8月9日、長崎市に原子爆弾が投下され、多くの人々の尊い命が一瞬のうちに奪われました。
そんな長崎市にある長崎原爆資料館は「長崎を最後の被爆地に」というテーマのもと、原爆の脅威と平和の尊さを世界に広く発信している施設です。
資料館では、長崎に原爆が落とされるに至った経緯や、被爆の惨状、核兵器開発の歴史などが紹介されています。
さらに被爆直後と現在の長崎市の比較写真など、被爆してから現在までの長崎市の復興の様子もストーリー性を持たせて展示されています。
原爆の恐ろしさと、そんななかでもたくましく生きてきた人々の力強さを、その身にひしひしと感じられるでしょう。
また常設展示以外にも、常設展示を補完する年に数回の企画展が開催されています。
さらにガイドレシーバーの貸し出しや関連書籍の販売もおこなわれており、どんな方でもさまざまな形で、長崎と原爆の歴史を知ることができます。
観覧料は小・中・高校生であれば1人100円、一般の方は1人200円とお手頃なので、長崎ではぜひ訪れたいスポットです。
長崎原爆資料館の周辺施設
長崎原爆資料館があるのは、長崎市に落とされた原爆の爆心地に近いエリア。
周辺には爆心地公園や平和公園、平和祈念館など、平和についてゆっくりと考えられる施設が充実しています。
原爆資料館へは、路面電車の長崎電軌「原爆資料館駅」より徒歩約5分。
バス停も同じく歩いて5分の場所にあるので、バスでも電車でも訪れやすいです。
●所在地:長崎県長崎市平野町7番8号
●開館時間:【4月、9月~翌3月】8:30~17:30(入館は17:00まで)【5月~8月】8:30~18:30(入館は18:00まで)【8月7日~9日】8:30~20:00(入館は19:30まで)
●休館日:12月29日~12月31日
●駐車場:あり
●アクセス方法:長崎電気軌道「原爆資料館駅」より徒歩約5分/長崎県営バス・長崎バス「浜口町」より徒歩約5分
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長崎市「長崎原爆資料館」の常設展示室の展示内容とは?
資料館のメインとなるのは、施設の地下2階と地下1階にある「常設展示室」です。
常設展示室は大きく4つのエリアに分かれており、それぞれ異なる趣旨の展示がおこなわれています。
長崎原爆資料館の常設展示室:Aエリア
常設展示室のAエリアには、原爆投下当日の様子が分かる資料や映像が展示されています。
長崎に原爆が落とされたのは、1945年8月9日の午前11時2分。
エリアに入ってすぐのところに、原爆が落とされた11時2分を指して止まったままの柱時計が置いてあり、一瞬の出来事だったことがうかがえます。
さらに奥には被爆前の長崎市を映した写真や、原爆が炸裂してきのこ雲が立ち上る様子を米軍が撮影した映像も観ることができます。
長崎原爆資料館の常設展示室:Bエリア
Aエリアから奥に入るとあるBエリアには、原爆によって発生した被害が資料や写真だけでなく、実物でも展示されています。
爆風と熱線によって曲がった給水タンクや、被爆者の持っていた弁当箱、高熱で溶けたガラス瓶などが展示されており、原爆被害の生々しさを感じさせます。
さらにエリアの中央には、原爆の爆心地直下にあった「浦上天主堂」の再現造型があるのも特徴。
もともとは高さ26mの双塔と鐘楼ドームを持つ、レンガ造りの壮大な建築でしたが、原爆によって崩れ落ちて側壁だけが残りました。
それらの展示にくわえて、長崎に原爆が落とされる前に米軍機が投下したビラや、原爆が投下されるまでの米軍側の流れ、実物大の原子爆弾の模型なども展示されています。
大きな円形の展示台には被爆した長崎の街が模型で再現されており、そのうえに天井からのモニターで原爆の爆発の広がりを表示した展示もあります。
長崎原爆資料館の常設展示室:Cエリア
常設展示室内で2番目に大きいCエリアは、核兵器のない世界を目指し、核兵器に関する展示をおこなっているエリアです。
エリア内にはアメリカが原爆を投下するまでに辿った過程や、その後の核兵器の歴史、現代の核兵器がどれくらい保有されているかが、年表や地図によって示されています。
さらに1954年にビキニ環礁でおこなわれた水爆実験による被爆者の健康被害なども紹介されており、核兵器や放射能の恐ろしさを知ることができます。
また壁面には日中戦争から太平洋戦争までの日本の戦争の歴史を描いた年表もあり、核兵器が使われる戦争が起きた背景も知ることが可能です。
長崎原爆資料館の常設展示室:Dエリア
4つ目のDエリアはビデオルームとなっており、長崎原爆や核兵器に関する映像資料を観ることができます。
ビデオルームは2つあり、そのうちのひとつでは長崎原爆に関する短編アニメーションと、米国戦略爆撃調査団によって撮影された実際の被災記録を編集した短編映画を上映。
もうひとつでは、核兵器禁止条約誕生までの流れと核兵器廃絶国際キャンペーンを紹介する動画が流されています。
また出口の前にはQ&Aコーナーもあり、展示で学んだ原爆や核兵器についての知識を試すこともできます。
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長崎市「長崎原爆資料館」内の施設をご紹介
常設展示が充実している長崎原爆資料館ですが、それ以外にも施設があり、より快適に滞在できるようになっています。
ここでは長崎原爆資料館内にある施設を3つ、ご紹介いたします。
長崎原爆資料館の施設①:図書室
1階には原爆や平和に関する書籍を集めた図書室があります。
その蔵書数は、なんと約2万5千冊。
さらに児童図書コーナーや、被爆体験講和や原爆と平和に関する番組を視聴できるビデオコーナーもあり、知識をさらに補完できます。
また市立図書館などの所蔵図書が相互に検索・予約・貸出・返却できるため、市民の方も便利に利用できます。
長崎原爆資料館の施設②:ミュージアムショップ
地下1階には、書籍やお土産品を購入できるミュージアムショップがあります。
原爆に関する書籍・CD・DVDなどが購入でき、知識をさらに深めることが可能です。
またストラップや缶バッジ、オリジナルTシャツやトートバッグなど、来館の記念になるグッズもあります。
ネット販売もおこなっているので、訪問後に購入することもできます。
長崎原爆資料館の施設③:喫茶(ピースカフェ)
ミュージアムショップの向かいには、ホッと一息つける喫茶「ピースカフェ」があります。
店内は白で統一された空間に鮮やかな緑の差し色がところどころにあり、まさに平和を感じさせる雰囲気。
毎朝挽きたてのコーヒー豆を使用するなど、素材にもこだわりがあり、美術館ながらも美味しい食事やデザート、ドリンクがいただけます。
こちらにもかわいいグッズを取り扱う物販ブースがあるので、こちらでお土産を買うのもおすすめです。
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まとめ
長崎市にある「長崎原爆資料館」では、充実した常設展示で、原爆や核兵器のことを隅々まで学ぶことができます。
また図書室やミュージアムショップなどもあるので、書籍などを購入して、さらに知識を深めることも可能です。
ゆったりと落ち着けるカフェもあるので、これからの時代の平和を考えるために、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?
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