日本人たるもの、たまには自然に囲まれた神社で、心を落ち着かせたいときもあるのではないでしょうか。
諫早市で自然のある神社へ参拝するなら、諫早駅からも近い「諫早神社」がおすすめです。
この記事では諫早神社の歴史や見どころ、行事内容など、お参りの際に参考になる情報をご紹介いたします。
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諫早市「諫早神社」の概要!歴史やご祭神をチェック
諫早市宇都町にある諫早神社は、1200年を超える歴史を持つ、古くからこの地で親しまれている神社です。
その歴史の始まりは、平城京・奈良時代の神亀5年、西暦728年まで遡ります。
時の天皇であった聖武天皇の勅願により、仏教を広めた行基が諫早の地への赴き、石祠を祀ったのがその始まりだと伝えられています。
当初は「四面宮」と呼ばれる神仏習合の神社で、九州総守護の神々を祀っていたそうです。
しかし明治時代の神仏分離令により、境内にあった荘厳寺は分離され、社名も四面宮から諫早神社へと改められました。
そのため地元の方からは今でも「お四面さん(おしめんさん)」の愛称で親しまれています。
諫早神社の旧社名「四面宮」の意味とは?
四面宮という名前は、古事記にあるイザナミ・イザナギの国生み神話の一説「次に、筑紫の島を生む、子の島もまた、身一つにして面が四つあり、面ごとに名がある」に由来しています。
実は島原半島周辺には、諫早神社以外にも四面宮を名乗っていた神社がいくつもあります。
そのなかでも総本山となっているのが、雲仙岳の山中にある四面宮「雲仙温泉神社」です。
この四面宮は「筑紫国魂神社」とも呼ばれており、九州の守護神として九州各地の大名や有力者から崇敬されていました。
そのためそのご神徳を広くお祀りしようと、多くの四面を信仰する神社が島原半島に広まっていったのです。
諫早神社もそのひとつでしたが、多くの四面宮は明治時代に「温泉神社」へと改名されました。
諫早神社のご祭神
諫早神社では、さまざまな神様が祀られています。
●天照大御神(アマテラスオオミカミ)
●大己貴命(オオナムチノミコト)
●少彦名命(スクナヒコナノミコト)
●九州総守護の神々(四柱)
日本神話で耳にすることが多い神々が祀られており、お祈りを捧げることで病気平癒をはじめとしたさまざまなご利益を得られます。
また祀られている神々のうち四柱とは、筑紫国を守護する白日別命、豊国を守護する豊日別命、肥国を守護する豊久土比泥別命、熊曾国を守護する建日別命の、九州を護る神々のことです。
神様によってご神徳は多種多様なので、それぞれの悩みや願いに合わせて、そのご利益にあやかることができるでしょう。
●所在地:長崎県諫早市宇都町1-12
●アクセス方法:JR長崎本線「諫早駅」より徒歩約6分
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諫早市「諫早神社」の見どころ!クスノキやアマビエが有名
壮大な歴史を持つ諫早神社ですが、現在ではいまどきな見どころもあり、多くの人々から人気を集めています。
ここでは諫早神社の見どころを2つ、ご紹介いたします。
諫早神社の見どころ①:諫早神社のクス群
諫早神社の境内には、枝と根を大きく広げた巨大な楠(クスノキ)が、なんと6本も群生しています。
このクスノキ、実は神社の創建当初からあり、樹齢はなんと1200年以上です。
6つのなかでもっとも大きい拝殿の正面左側にあるものは、幹回りが7.8m、高さが25mと巨大で、御神木として大切にされています。
その他の5本も4mから6mほどの幹回りと30mの高さを誇り、その景観はまさに圧巻です。
頭上に傘のように枝葉を広げるクスノキの下で、自然と厳かな雰囲気を感じながら、ゆっくりとお参りできます。
またクスノキが群生すること自体が珍しいため、県の天然記念物に指定されています。
諫早神社の見どころ②:木彫りのアマビエさま
昨今、巷で取りざたされた「アマビエ」をご存じの方も多いのではないでしょうか?
アマビエとは、江戸時代後期に疫病が流行した際、有明海に出現したといわれる半人半魚の妖怪です。
妖怪ですが「疫病退散」のご利益があるとの伝説が残っています。
諫早神社には諫早市在住のチェンソーアート作家の方が製作した、木彫りのアマビエ像が奉納されています。
このアマビエ像は境内の改築によってやむなく伐採されたクスノキを活用し、約2週間の期間をかけて製作されました。
高さ115cm・直径80cm・重さ300kgと、アマビエとしては日本一の大きさの誇り、海から現れたことをイメージしてつくられている波も含めると、その横幅は140cmにもなります。
参拝する場所のすぐ隣にあるので、気軽にお参りできるのが嬉しいポイントです。
またそんなアマビエさまにあやかって、諫早神社オリジナルのアマビエのクラフトぬりえも配布されています。
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諫早市「諫早神社」の年中行事!内容や期間をご紹介
諫早神社では、古くから続く伝統的な年中行事が催されています。
諫早神社の年中行事①:月次祭(つきなみさい)
毎月、月初めの1日と月中日の15日には、日々の感謝や健康をお祈りする月次祭が開かれています。
元旦と被らない限りは毎月開催されており、朝の8時30分から参詣できます。
また特別に神社の社殿の奥まで昇殿して参拝できるので、いつもと違う気分を味わえますよ。
月次祭の朝、8時00分から20分の間は、境内の清掃がおこなわれるので、清掃に参加して心を清めることも可能です。
諫早神社の年中行事②:夏越の大祓・年越の大祓
大祓は、平安時代に正式な宮中行事と定められて以来、およそ1300年にわたって全国の神社でおこなわれている、日本古来の伝統的な行事です。
神道の世界では、人間は日々の生活の中でさまざまな「けがれ」に触れていると考えられています。
けがれとは罪や過ちを意味し、ついたけがれを放っておくと、いずれ大きな災いが降りかかるといわれています。
大祓とは、そんなけがれを祓うための行事です。
行事の際は境内に、茅草などでできた大きな輪が設置され、それをくぐることでけがれが祓われるとされています。
また「形代(かたしろ)」と呼ばれる、紙を人の形に切り抜いた人形を用いることでも、お祓いが可能です。
人形の身体を撫でて、息を吹きかけることで、けがれを人形へと移すことができます。
大祓は、6月の「夏越の大祓」と12月の「年越の大祓」の2回にわけておこなわれ、どなたでも自由に参列できます。
もし当日に参列できない場合は、事前に人形祓いを受けることも可能です。
諫早神社の年中行事③:祈年祭・新嘗祭・例大祭
また諫早神社では「三大祭」と呼ばれる、神社における重要な祭事もおこなわれています。
そのひとつ「祈年祭(きねんさい)」は、一年の五穀豊穣を祈るお祭りです。
「としごいのまつり」とも呼ばれ、毎年2月17日に、全国の神社でおこなわれています。
当日は神職による祝詞奏上や、巫女による舞がおこなわれ、神前へと奉納されます。
ふたつ目の「新嘗祭(にいなめさい)」は、毎年11月23日におこなわれる、自然の恵みに感謝するお祭りです。
その年に収穫した初穂を神前へと奉納し、恵みを与えてくださった神様へ感謝を捧げます。
新嘗祭が開かれる日は、現在は「勤労感謝の日」となっているため、比較的訪れやすいでしょう。
また三大祭のうち、もっとも重要な祭典が「例大祭」です。
例大祭とは、神様のご恩とご加護に感謝を捧げ、地域や家庭の繁栄と息災を祈る、地域の伝統行事としておこなう祭りのこと。
戦前の諫早神社では「射手馬」と呼ばれる流鏑馬のような神事や、「浮立」という奉納、「御神輿の渡御」がおこなわれていたそうです。
ここ数十年は御神輿の渡御を簡略化しておこなうのみで、その他の伝統行事は途絶えていました。
しかし2018年からは流鏑馬が復活し、長崎県内で唯一の「本式」の流鏑馬を観ることができます。
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まとめ
1200年を超える歴史を持つ諫早神社は、日々の健康を護ってくれるご利益のある神社として親しまれています。
大きなクスノキ群や木彫りのアマビエ像が境内の見どころで、例大祭では県内唯一の本式での流鏑馬を見ることもできます。
長崎県諫早市にお住まいの方や、引っ越しをお考えの方は、ぜひ伝統溢れる諫早神社を訪れてみてはいかがでしょうか?
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