古くからさまざまな海外文化と交流し、和華蘭文化と呼ばれる独特な文化を育んできた長崎。
そんな長崎には国際色溢れる文化と、その文化を培ってきた歴史を感じられるスポットがたくさんあります。
そこで今回は長崎でおすすめな「レトロな喫茶店」を3つ、ご紹介いたします。
長崎でおしゃれな喫茶店をお探しの方や、長崎への引っ越しをお考えの方は、ぜひご参考になさってください。
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長崎市のおすすめレトロ喫茶店①：ツル茶ん
長崎でまず訪れるべきレトロ喫茶店といえばここ、思案橋駅近くにある「ツル茶ん」です。
こちらのお店は大正14年の1925年に創業した、なんと100年近い歴史を持つ老舗。
九州でも最古の喫茶店であり、まさに長崎の歴史と共に歩んできたといえる名店です。
建物自体はそこまで古くはありませんが、外観のレンガや格子状の窓、所狭しと飾られた昔の写真や資料に、レトロさを感じることができます。
ツル茶んのおすすめメニュー
観光客も多く訪れるこのお店でいちばん人気のメニューが「昔懐かしトルコライス」です。
豚カツ・ナポリタン・ピラフが乗ったスタンダードなトルコライスで、サラダもセットで付いています。
薄めの衣でサクッと揚げられた豚カツの上には、辛さのないまろやかなカレーソースがかかっており、まさに喫茶店の味。
ナポリタンにはケチャップがたっぷりと使われているので甘みが多く、お子さまも好きな昔懐かしい味に仕上がっています。
ピラフはコーンとグリーンピース入りのバターで風味付けされたシンプルなものですが、かえって味の濃い豚カツやカレーソース、ナポリタンと合います。
長崎らしい異国情緒と、昔懐かしさを感じられること、間違いなしです。
またトルコライスと一緒に「元祖長崎風ミルクセーキ」を頼むのもおすすめです。
一般的なミルクセーキは飲み物ですが、こちらはなんと食べるミルクセーキ。
かき氷のような食感に、ミルクセーキのほんのりとした甘さが重なり、食後でもサッパリと食べることができます。
また食後にピッタリなハーフサイズもあるので、トルコライスでお腹がいっぱいでも長崎名物を楽しめますよ。
●所在地：長崎県長崎市油屋町2-47
●営業時間：10時00分~21時00分
●定休日：無
●アクセス：長崎電気軌道1・4系統「思案橋駅」より徒歩約2分
●駐車場：無
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長崎市のおすすめレトロ喫茶店②：自由亭喫茶室
長崎市でも有数の観光地、グラバー園内にあるのが「自由亭喫茶室」です。
この自由亭喫茶室は、日本で初めての西洋料理レストランだった「自由亭」が喫茶店として再活用されたもの。
出島に住むオランダ人のもとで西洋料理を学んだ草野丈吉が、自宅で開業したレストランがその由来となっています。
現在グラバー園にあるのは、自由亭が1879年に長崎市の馬町に進出した際に建てられた木造洋風建築。
当時は各国のVIPも訪れる長崎一のレストランとして繁盛していましたが、検事正官舎として利用された後、1974年にグラバー園に移築されました。
自由亭喫茶室の見どころ
自由亭喫茶室は白く塗られた板張りの外壁の上に、日本らしい瓦屋根が乗った、和洋が融合した建築が見どころ。
建物内の2階が喫茶室として利用されており、中には歴史薫るレトロな雰囲気が残されています。
室内に入ると目に入るのは、壁際にずらりと設けられた格子のような枠が入った窓。
よく光を通すレースカーテンがおしゃれに掛けられており、異国情緒と陽光に溢れる空間に、思わず目が奪われてしまいます。
窓際にはレトロなテーブルが置かれており、窓の外に広がる美しい長崎の景色を眺めながら、食事をいただけますよ。
また一面に敷かれたほんのりと赤みを帯びたカーペットや、壁の暖炉に天井のシャンデリアなど、そこかしこに洋の雰囲気を感じられる設えがあり、見ていて飽きることがありません。
自由亭喫茶室のおすすめメニュー
そんな自由亭喫茶室では、レトロな空間に合った昔懐かしくも美しい軽食の数々をいただけます。
定番は専用の器具を使ってじっくりと抽出される「ダッチコーヒー」。
24時間かけて抽出することで、コーヒー独特の苦みや雑味が取り除かれ、まろやかで甘みのあるコーヒーになるのだそう。
コーヒーに合うように日替わりのケーキや、長崎名物「長崎堂」のカステラも用意されており、お好みの甘味と一緒に午後のひとときを楽しめますよ。
また最近新しくできたばかりのメニュー「紫陽花ゼリーソーダ」もおすすめです。
ソーダのなかに紫陽花をイメージした色とりどりのゼリーが浮かんでおり、その姿はまるで宇宙のきらめきすら感じられます。
暗くレトロな空間によく映えるため、SNSでも話題になっているんです。
こちらにはレモンシロップが付いてくるので、途中からは味を変えて楽しむこともできますよ。
●所在地：長崎市南山手町8-1
●営業時間：9時30分~17時15分
●定休日：無
●アクセス：長崎電気軌道5系統「石橋駅」より「グラバースカイロード」経由で徒歩約5分
●駐車場：無
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長崎市のおすすめレトロ喫茶店③：珈琲 冨士男
最後にご紹介する「珈琲 冨士男」は、長崎にある老舗喫茶店でも名店中の名店といわれているお店です。
思案橋駅から歩いて2分ほどの鍛冶屋町で、終戦直後の1946年に創業した喫茶店で、70年を超える歴史を持ちます。
戦後長崎と共に育ってきたともいえるこのお店は、有名小説に登場したことでも有名です。
小説以外にも料理や喫茶店をテーマとするさまざまな本で紹介されており、その人気は今も衰えることを知りません。
店内はダークブラウンを基調としたレトロ喫茶らしいシックな装いながらも、綺麗で清潔な雰囲気。
温かな色味のダウンライトなど、どこかモダンな印象も感じられる空間のなかで、ゆっくりと落ち着いて美味しい食事をいただけます。
珈琲 冨士男のおすすめメニュー
冨士男に訪れたらぜひ頼んでおきたいのが、やはりコーヒー。
こちらでは複数のコーヒー豆をバランス良くブレンドしたブレンドコーヒーをいただけます。
ブレンドコーヒーを作る際には、それぞれの豆に合った方法で焙煎してからブレンドする「アフターミックス製法」が用いられています。
通常よりも手間とコストはかかりますが、それぞれのコーヒー豆本来の味や香りが引き出された、風味豊かなコーヒーを楽しめますよ。
その他にも喫茶店らしいドリンクメニューが充実しているので、気分や好みに合わせて選んでみてくださいね。
また冨士男ではコーヒーだけでなく、サンドイッチやフルーツサンドも人気です。
サンドイッチでは「幸せの黄色いサンドイッチ」とも呼ばれるふわふわの玉子サンドがおすすめ。
ハムサンド・野菜サンド・チーズサンドや、ハム・野菜・エッグから2種類を選べるミックスサンドもあるなど、種類が充実しています。
見た目も鮮やかなフルーツサンドにはイチゴ・オレンジ・キウイ・パインなどのフルーツが入っており、甘味も見た目も楽しめます。
さらにサンドイッチやフルーツサンドとドリンクが一緒になったお得なセットメニューもあるので、ぜひ頼んでみてくださいね。
●所在地：長崎県長崎市鍛冶屋町2-12
●営業時間：9時00分~19時00分
●定休日：木曜日
●アクセス：長崎電気軌道1・4系統「思案橋駅」より徒歩約2分
●駐車場：無
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まとめ
今回は長崎市のおすすめレトロ喫茶店「ツル茶ん」「自由亭喫茶室」「珈琲 冨士男」をご紹介いたしました。
これらのお店の他にも、長崎市にはレトロでおしゃれな空間と美味しい食事を楽しめるお店がたくさんあります。
レトロ好きな方や、喫茶店巡りが好きな方は、そんなお店をいつでも気軽に楽しめる長崎市周辺への引っ越しを検討してみてはいかがでしょうか？
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