長崎県のほぼ中央にある大村市への引っ越しを検討している方にとって、その地を選ぶうえでもっとも気になるのが住みやすさです。
とくに子育て世代にとっては、住環境の良さは子どもの成長に直接関わるものであるため、重要視すべき点と言えます。
では長崎県大村市の概要や魅力について、また家賃相場やアクセスなどの住環境、そして子育て世帯が受け取れる給付金なども解説していきます。
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住みやすさが特徴の長崎県大村市の魅力について
長崎県は九州の西に位置し、火山や森林、また温泉など観光地として良く知られる一方、1945年に広島とともに原爆が落とされて甚大な被害を受けた地域でもあるのです。
その長崎県のほぼ中央にあるのが大村市で、東は諫早市と接し、西は大村湾に接するその立地から長崎市や佐世保市のベッドタウンとなっています。
長崎県大村市には長崎空港があり、また大村湾には港も設置されているため、長崎県の玄関口としての性格も持っており、中級都市として近年人口は増加傾向です。
諫早市とともに県央と呼ばれるこの地は、県内や他県へのアクセスも良く、JRやバス、航空に船舶、そして高速道路とほぼすべてが揃っています。
また大村湾では漁業が盛んでとくに牡蠣は大村牡蠣と呼ばれるほどブランド化されていて、九州でも広く親しまれている冬の特産品です。
一方で農業にも力を入れていて、さちのかやこいのかなどのイチゴは全国区で有名な農産物で、いまや長崎県の代名詞ともなっているのです。
このように、長崎県大村市は海と緑に囲まれた自然豊かな街で、その魅力を県内外へ発信するために年間を通して多くのイベントをおこなっています。
毎年2月の下旬から3月上旬の土日に開催されるのが、長崎街道松原宿ひなまつりで、長崎街道の宿場町に残されている見事な雛飾りが見られます。
そして3月25日から6月20日までの期間で開催されるおおむら花まつりがあり、その先駆けとして大村公園の桜が咲きます。
街の中心にある大村公園は玖島城跡に作られた公園で、21種類2000本の桜があり、なかでも国指定天然記念物であるオオムラザクラはここでしか見られない貴重な桜です。
ほかにも花しょうぶや藤、ツツジやアジサイなど期間を通して色とりどりの花が咲き、市民が毎年楽しみにしているイベントとなっています。
夏にはおおむら夏越まつりがおこなわれ、初日には大村湾で花火が打ち上げられ、その後JR大村駅前通りなどで本まつりがおこなわれる大村市最大のイベントです。
長崎県大村市の魅力を歴史の観点から見ると、日本初のキリシタン大名が誕生したことからも分かるように、古くからキリシタンの影響を受けてきた土地柄であると言えます。
大村市には徳川幕府のキリスト教禁止令を発端としたキリシタン弾圧の歴史を物語る史跡が多く残っていて、キリシタン巡礼の地としてよく知られているのです。
当時大村藩では603人のキリシタンが捕えられ、多くの方が犠牲となりましたが、妻子別れの石や放虎原殉教地などの史跡に、今もその悲惨な過去が記されています。
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長崎県大村市の住みやすさと住環境について
長崎県大村市の住みやすさを見るには、実際にそこに住んでいる方々の声を聞くのがもっともわかりやすいため、まずは口コミを見ていきます。
住みやすいと評価しているレビューを見ると、大手のショッピングセンターがあり買い物には困らない、食材が新鮮などといった口コミが目立ちます。
また交通の便については、東京まで飛行機で2時間、長崎市内までは高速で1時間以内、ICも近く車移動が前提ですが、とくに困る点はないとの記載が多いようです。
逆に住みにくいと評価している口コミでは、公共交通機関の便数が少ない、映画館などのレジャースポットがほとんどないといった不満が見られます。
ただこの公共交通機関の不便さに関しては2022年9月23日からおおむらかもめライナーの実証運航が始まり、市内外や県内外への移動が便利になりました。
このおおむらかもめライナーは長崎空港から新大村駅、そして大村IC高速バス停の3か所を結ぶ乗合タクシーで、事前の予約が必要です。
その予約はアプリからの受付けで、これにより出発の30分前まで予約ができ、さらにクラウド型AI乗合配車システムを活用するなど使いやすさを全面に押し出しています。
では最後に長崎県大村市の住環境の基本となる家賃相場についてですが、1Kと1DKとしては、アパートで4.21万円、マンションで4.57万円です。
夫婦2人で住む2LDKや3Kといった間取りの場合は、マンションで5.36万円、一戸建てでは4.8万円となり新婚夫婦にとって手頃な家賃相場と言えます。
また子どもがいる家庭を想定すると、3LDKや4Kのアパートでは6.88万円、同じ間取りのマンションでは8.65万円と割高になりますが、それでも落ち着いた相場です。
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子育て世代からみる長崎県大村市の住みやすさと子育て支援について
長崎県大村市では児童を養育している方に向けて、生活の安定や児童の健やかな成長に役立てる目的で児童手当を支給しています。
支給対象は中学生以下の児童で、0歳から3歳までは月額1万5千円、3歳から小学生までは第1子と第2子が1万円で第3子以降は1万5千円です。
そして中学生は月額1万円となりますが、所得制限限度額や所得上限額が設けられているため、その所得に応じて支給額が異なる場合があり、注意が必要です。
次に保育所や保育園などの受け入れ態勢についてですが、長崎県大村市には保育所のほかにも幼稚園や認定こども園、地域型保育事業などがあります。
保育所に関しては20か所、幼稚園は3か所、認定こども園は16か所など人口のわりには充実した保育環境が整備されていると言えます。
また子育てに関しての補助金も多いのですが、ただこれは申請しなければ受け取れないうえ、基本的に行政側からのお知らせもありません。
申請すれば受け取れるにも関わらず、その補助金の存在を知らないまま補助金を受け取っていない子育て世代も多いため、ここでは少し掘り下げて解説していきます。
まずは住宅確保要配慮者専用賃貸住宅改修事業で、これは空き家などを改修して住宅確保要配慮者、つまり子育て世帯専用の住宅を対象とした事業です。
この事業の実施機関は国土交通省で要件としては公営住宅に準じた家賃の額以下、住宅確保要配慮者専用の住宅として登録したものなどがあります。
次は子育て支援型共同住宅推進事業で、これは共同住宅において子どもの安全や安心を確保するための事業として、賃貸物件の新築・改修などが補助対象です。
また働きながら子育てをする方にとって、雇用の継続は深刻な問題ですが、この問題に取り組む事業者には両立支援等助成金が支給され、仕事と家庭の両立が支援されます。
ほかにもこどもエコすまい支援事業は、子育て世代を対象として省エネ性能を持つ新築住宅の購入や省エネ改修を支援する事業で、省エネ投資の下支えをしています。
ほかにも子育て世代が受けられる支援はいくつかあり、対象者に該当するのであれば、子どもの健やかな成長のためにも、申請をおこない受け取れる準備をしておきましょう。
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まとめ
長崎県大村市は漁業と農業が盛んなため、一年を通して自然の恵みを味わえるところです。
また高速道路のICが近いため、長崎市や佐世保市のベッドタウンとして人口も増えつつあります。
子育て支援も充実しているうえ、家賃相場も手頃なため、子育てに向いた住環境が整っている土地です。
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