大村市に引っ越しをご検討中の方に、ぜひ知ってもらいたい場所があります。
大村市に引っ越しをする際に、周辺施設を知っておくと、より充実した生活が送れるでしょう。
この記事では、大村市にある「大村市歴史資料館」の概要と、フロアの詳細や見どころをご紹介します。
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大村市にある大村市歴史資料館の概要
大村市歴史資料館は、歴史の史料館として特別展以外は、無料で入館できる施設です。
特別展の際には、有料になる可能性がありますので、ご注意ください。
大村市歴史資料館の概要として、まず3つのコンセプトを掲げています。
●大村の歴史を、深く、楽しく伝える資料館
●市民の主体的な郷土学習を支援する資料館
●貴重な歴史遺産を後世に継承する資料館
この3つをコンセプトとしていて深く楽しめて学べる工夫が、資料館のあちらこちらに、ちりばめられています。
沿革
大村市立史料館は、昭和48年10月に大村市の市立図書館2階に開館しました。
平成25年3月、大村市が長崎県立図書館の移転先に決定して、平成29年4月にミライon図書館、大村市歴史資料館の建築工事が着手されました。
そして、平成29年9月に市立図書館や史料館は閉館しましたが、12月に仮事務所を構え一部の業務が再開されたのです。
平成30年6月に施設愛称が「ミライon」に決定し、半年後の令和元年1月にミライon図書館・歴史資料館の建築工事は終了しました。
3月には史料館仮事務所の移転準備のため業務が停止され、8月には展示スペースの工事が完了し、翌月9月に展示制作が完了したのです。
このような経緯を経て、いよいよ令和元年10月5日に開館しました。
ミッション
大村市歴史資料館では、大村市だけでなく旧大村藩領も視野に入れた活動をミッションとして掲げています。
情報や歴史資料を収集・保管して、展示活動と調査研究などを通じて、大村の歴史や文化を発信しています。
ミライon図書館と連携して大村市の文化や歴史、伝統に関わるさまざまな情報を集めて、学校教育や市民の生涯教育などの支援もおこなっています。
大村市や旧大村藩領に関わる歴史資料や情報などを収集・継承して、将来は大村市のまちづくりの道しるべとなる役割も果たしているのです。
このように、ミッションを掲げた活動をしています。
●所在地:長崎県大村市東本町481
●開館時間:10:00~18:00
●休館日:月曜(祝日の場合は翌平日)、毎月末整理日(土日、祝日の場合は直後の平日開館日)、年末年始(12月28日~1月5日)
●アクセス方法:JR「大村駅」より徒歩3分、バス「ミライon」バス停下車徒歩1分
●駐車場:あり(全体で205台、そのうち障がい者用スペースが8台、最初の30分は無料で以降は30分ごとに50円)
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大村市にある大村市歴史資料館のフロア
フロアにはさまざまな展示物があり、展示方法にも工夫が見られます。
コンセプトに沿って、大村の歴史を深く、楽しく伝える資料館です。
常設展示
旧石器時代から始まって原始・古代から1942年の大村市誕生まで、歴史をダイジェストに紹介しています。
このフロアでは実物資料を約200点、映像や模型などを交えながら、大村湾を中心とした交流の歴史を見られます。
弥生時代の集落「富の原遺跡」の様子を表現したジオラマや、三城城下のマルチタッチモニターやタッチパネルなどが活用されています。
映像や写真、模型など、さまざまな工夫がされている展示方法と言えるでしょう。
土器や遺跡、南蛮漆器やキリシタン遺物、肖像画や波佐見焼・長与焼などの現物も展示されています。
そして歴史好きにはたまらない明治維新で大村藩の活躍を証明する賞典禄や、桂小五郎の書状、坂本龍馬の書状などの展示です。
このように、大村の幕末維新の重要資料を始め、大村の歴史を示す明治時代以降の資料などが展示されています。
なかには、現在の航空写真の絵図のうえで、400年前から使われている道がわかる工夫もされているのです。
企画展示室
大村市の歴史に関する、さまざまなテーマについて、展示する部屋です。
展示ケースは、温度や湿度を調整できる、エアタイトケースを使用しています。
市外の博物館などが所蔵する貴重資料を、年に数回の企画展でお借りする、特別展もあるのが特徴です。
丁寧に扱う必要がある展示物が置かれる場所でもあり、このフロアには緊張感があります。
プロローグ
床面に、大村湾を中心とした旧大村藩領域を撮影した航空写真がある、各展示室の入り口となる空間です。
ここでは大村市の地理的および地形的な特徴を、見て学べます。
壁面には、大村湾をイメージした情報掲示板を設置して、桜と多良岳の山並みなど市内のさまざまな歴史の情報が発信されています。
ミライonサブエントランスから入ると、活躍した大村出身者9人の写真と略歴が示されたパネルがあったり天使のピアノのレプリカがあったりと、入り口となる空間も展示が豊富です。
天使のピアノとは、大村市出身の知的障がい児教育の先駆者である、石井筆子氏が愛用したピアノのレプリカです。
このピアノは1884年から1889年に販売していたもので、国内最古級で正面に天使の模様があるため、「天使のピアノ」と呼ばれています。
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大村市にある大村市歴史資料館の見どころ
ここまで大村市歴史資料館の概要をお伝えしてきましたが、どれも魅力的で、いくつか見どころをご紹介します。
デジタル絵巻
チームラボが監修している、デジタル絵巻「南蛮屏風図」をモチーフに歴史を学べる、楽しいデジタルコンテンツです。
画面に映し出された絵巻をよく見ると、織田信長や豊臣秀吉、大村純忠などの歴史上の偉人がいます。
さらに、その映し出された画像をタッチすると動いたり、しゃべったりします。
また、スマートフォンやタブレットを利用して、遊べるコンテンツもあるのです。
ひとりの天正遣欧使節を選んでスクリーンにスライドすると、選んだ少年が作品世界に舞い降ります。
この少年を4人集めるとイベントにチャレンジでき、服や色などのカスタマイズも可能です。
デジタルコンテンツと歴史を組み合わせた、評価が高い映像制作をする集団、チームラボならではの作品です。
遊ぶように、楽しく歴史に触れるきっかけとなる、素晴らしいコンテンツは大村市歴史資料館の見どころではないでしょうか。
プロローグ
各展示室の入り口となる空間に、活躍した大村出身者9人の写真と略歴を示したパネルがあります。
このパネルは「郷土を拓いた大村の人びと」と題されており、一人ひとりの顔写真が大きめに展示されています。
パネルに記載されているのは略歴ではありますが、大村出身の活躍した方々の略歴を知れる見どころとなるでしょう。
シアター
3画面それぞれを駆使した、大迫力の映像が楽しめる部屋です。
ここでは毎時0分と30分から、約8分間の天正遣欧少年使節が旅を紹介した映像が上映されています。
大村純忠らの名代として、長崎から約2年半の旅を紹介したものです。
今回、新たにロケをして、4Kカメラでヨーロッパ各地の貴重な場所が撮影されています。
その圧倒的な映像の美しさと、ラストの臨場感があふれる演出が見どころです。
そして映像の上映後には、前述したチームラボのデジタルコンテンツを体験できます。
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まとめ
大村市歴史資料館の概要をご紹介しましたが、掲げたコンセプトやミッションに基づき、さまざまな工夫がされた資料館です。
見どころとして挙げたほかにも楽しめる空間が随所に広がっています。
大村市に引っ越した際には、大村市歴史資料館に足を運んでみてください。
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