秋や冬になると気温が下がり、室内での寒さ対策が重要なポイントとなりますが、対策はできているでしょうか。
今回は賃貸物件の場合、床や窓などでできる寒さ対策を解説するので、冷え性の方は実践してみましょう。
原状回復義務の有無も解説し、トラブルなく温かな日々を過ごせるよう情報をお伝えしていきます。
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賃貸物件の原状回復義務とは
そもそも賃貸物件の原状回復義務についてよく知らない方も少なくないので、まずはルールについて学びましょう。
故意や過失による傷をつけないよう注意
そもそも賃貸物件には原状回復義務があるため、対策をする際に建物を傷つけないよう注意しなくてはなりません。
原状回復義務とは、賃貸借契約が終了するときに、物件に住んでから生じた損傷を修繕する義務を指します。
この範囲は明確に決まっているわけではないですが、基本的には借主の故意や過失による傷の場合は、責任を問われてしまいます。
具体的にはペットが爪や歯で壁を傷つけた、家具や家電を引きずってフローリングに凹凸ができたなどのケースです。
これらすべて借主の過失があると判断される問題になるため、自分で修繕費用を支払わなくてはなりません。
また、通常消耗を超えるような状態になっている場合も、修繕費用を請求されてしまいます。
もし賃貸物件で寒さ対策をおこなう場合は、これらのポイントに十分注意しながら取り組みましょう。
たとえ部屋が寒いからといって、室内を温めるために部屋を傷つけてしまってはいけません。
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床や窓は寒さ対策に効果的な場所
これらの箇所を中心に寒さ対策をおこなうと、室内の温かさを保てるようになるといわれています。
そもそも床は、暖房を使っていても冷えを感じやすい場所といわれています。
この床付近の冷えには、室温を保つうえで重要な要素となる気流の動きが関係しています。
その理由の多くは、コールドドラフトと呼ばれる現象が関係していると考えられます。
コールドドラフトとは、暖かい空気に冷たい空気が押されて足元に流れ込んでしまい、室温を一定に保ちにくくなる現象です。
つまり、たとえ暖房器具で室内を温めようとしても、足元には冷たい空気が集中してしまうのです。
もともと温かい空気は軽く、冷たい空気は重い特性の違いがあるため、このような現象が起こってしまいます。
コールドドラフト現象はどのような部屋でも起こり得るため、フローリングの温度は低いままになりがちです。
この問題を解消すれば、足元の冷えが気にならなくなり、全身が温かくなるでしょう。
もともと人間の身体は、足元を温めると全身がしっかりポカポカしていくといわれています。
とくに冷え性の方にとっては、フローリングでの対策は必須と考えられるポイントでしょう。
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窓
窓は室温を左右する要素のため、どのような間取り・設計においても対策したほうが良い部分です。
そもそも室内の熱の出入りは、窓やドアからがもっとも多いといわれているので、暖房の熱もそこから流れてしまいます。
たとえ暖房によって空気が温められていても、その半分以上が窓を伝って外へいってしまうといわれています。
これは数値として考えるととても高く、光熱費にも大きな影響を与える要素といえます。
反対に、窓の断熱がしっかりできれば、冷たい空気が入ってきたり、暖かい空気が逃げたりするリスクが低くなります。
賃貸物件の床でできる寒さ対策
床が冷えると足元が冷たくなるため、寒さ対策をしたほうが良い場所といわれています。
足元が温まると身体全体もポカポカしていくので、積極的に温めたほうがよいでしょう。
カーペットやコルクマットを敷く
カーペットやコルクマットなどは、おしゃれなインテリアデザインに仕上がるメリットがあるアイテムです。
しかし、寒さ対策に役立つアイテムとしても定評がある点も注目したいところです。
これらは先述したコールドドラフト現象の予防改善に役立つので、積極的に取り入れるのがおすすめです。
フローリングに近い場所ほど寒さを感じやすくなるので、その部分をこれらでカバーしてしまいましょう。
これだけで足先が冷えにくくなり、冬になっても温かな状態を維持できるようになります。
とくに毛の長いカーペットは、まるで毛布の上を歩いているような感覚になり、癒し効果もあります。
ふんわりとした触り心地でおしゃれなカーペットは幅広く販売されているので、ぜひチェックしてみてください。
こたつを使用する
どうしても寒い場合はこたつを取り入れると、全身をしっかり温められるようになります。
足先の問題だけではなく、体全体が一気に温められるので、とくに東北や北海道などの地方におすすめです。
こたつがあると自然とそこに家族が集まるようになるので、団らんの時間を取れるようになります。
一緒にテレビを見たり食事をしたりなど、のんびりとしたひとときを共有できるのも魅力です。
こたつは近年、おしゃれなデザインも多く販売されているので、レトロで古臭い見た目に抵抗がある方にもおすすめできます。
賃貸物件の窓でできる寒さ対策
窓からは冷たい空気が入りやすく、外の気温による影響を受けやすい部分となっています。
そのため、寒さ対策を可能な限りおこなって、室温を一定に保てるよう工夫すべきです。
窓に用いる素材が室温を保つために役立つ要素として、断熱効果が挙げられます。
緩衝材を貼る
よく荷物に使用されている緩衝材は、断熱材としての効果を発揮することができます。
もし自宅に捨てずにとっておいてある場合は、室内の窓全体に直接貼り付けてみてください。
破棄してしまっている場合は、ホームセンターや100円ショップなどでの購入も可能です。
緩衝材は冷気が室内に入らないようカバーするのに使用でき、室内で温まった空気が外に逃げないようにする効果もあります。
これにより、どの家庭でも取り入れやすいアイテムとしておすすめできます。
さらにコストパフォーマンスが高い点も魅力です。
丸い穴に空気が入っているため、空気が熱を伝えにくい性質を持つことから断熱効果を生み出します。
また、これは冬だけではなく夏の暑さ対策にも有効とされているため、一年を通して窓に貼り付けている方もいます。
養生テープやマスキングテープなどを使って貼るだけなので、作業そのものもシンプルです。
カーテンを設置する
カーテンを設置するだけで、温かな空気が外に流れにくくなる効果が期待できます。
ただし、ここでのポイントとしてカーテンを設置する場合は、厚手の物を選ぶよう意識してください。
たとえばレースのように透明感のある薄いタイプは、繊細で美しい見た目ではあるものの、空気がとおりやすいです。
あまりにも薄すぎると空気の移動をしっかり防げないため、機能性を重視して分厚い生地のものを選びましょう。
さらに、見落としがちなポイントとしてカーテンの長さやデザインも重要です。
あまりに短いと窓が見えてしまい、設置する意味を十分に発揮できません。
全体がしっかり隠れる程度の長さを選ぶことで、寒さ対策を効率よくおこなえます。
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まとめ
賃貸物件では原状回復義務を負わない範囲内で寒さ対策をおこなったほうがよいでしょう。
フローリングには冷たい空気が溜まりやすく、コールドドラフトなどの要素も関係しますが、カーペットを敷く方法がおすすめです。
また、厚手のカーテンや緩衝材などを窓に取り入れることで、冷たい空気が入りにくくなり、室内の温かさを保ちやすくなります。
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