賃貸物件のオール電化とは?設備や水圧の注意点についても解説

賃貸物件のオール電化とは?設備や水圧の注意点についても解説

オール電化の賃貸物件への引っ越しを検討しているものの、従来のガス併用物件と比べて本当に生活しやすいのかお悩みではありませんか。
実際のライフスタイルによって光熱費が大きく変動したり、エコキュート特有の水圧低下など思わぬ不便さを感じたりするリスクがあるため、事前の比較検討が欠かせません。
本記事では、賃貸物件におけるオール電化とはどのようなものかを踏まえ、ガス併用物件とのランニングコストや設備面の違いについて解説します。
毎月の支出を抑えつつご自身の生活に最適な賃貸物件を選びたい方は、ぜひご参考になさってくださいね。

オール電化の電気代

オール電化の電気代

オール電化の賃貸物件を検討する際におさえるべきポイントには、主に電気代の仕組みと生活パターンの関係があります。
まずは、ライフスタイル次第で光熱費がどう変わるのかについて、解説します。

生活別の電気料金変動

オール電化向けの料金プランは、昼間より夜間の単価が安い時間帯別料金を採用していることが多く、生活時間によって負担が変わります。
夜に家事をする方や昼間に外出する世帯は、給湯や洗濯を割安な時間へ寄せると節約しやすいでしょう。
また、タイマー機能を使えば、食洗機や洗濯機を無理なく深夜に動かせます。
一方で、在宅勤務で日中の使用量が多い場合は、エアコンやパソコンの電気代に注意が必要です。
お湯を使い切ると昼間に沸き増しされることもあるため、タンク容量と設定を確認しましょう。
このように、料金単価だけでなく、普段の生活リズムとの相性を見極めることが大切になります。

ガス併用とのコスト差

ガス併用物件では、電気とガスを別々に契約するため、それぞれの基本料金が毎月かかります。
一方で、オール電化は契約を電気にまとめられるため、固定費を抑えやすい点が特徴です。
ただし、実際の支出は世帯人数や使用時間、給湯設備、料金プランによって変わるため、どちらが安いかは一概にいえません。
とくに、プロパンガス地域では、一本化のメリットを感じやすくなります。
実際の支出は世帯人数や使用時間、料金プランで変わるため、家賃と合わせて確認しましょう。

時間帯別プランと節約術

時間帯別プランは、家にいる時間と家電を使うタイミングに合うものを選ぶことが、毎月の節約における基本です。
平日の帰宅が遅い方は、夜間の割安時間が長いプランを選ぶと効率よく使えるでしょう。
一方で、休日を自宅で過ごす場合は、土日の日中単価も確認する必要があります。
また、入居後はWeb明細で時間帯別の使用量をこまめに確認し、家事の時間や翌月以降の契約内容を調整すると効果的です。
高圧一括受電の物件は、料金を抑えやすい反面、電力会社を自由に選べない場合があります。
そのため、契約条件と解約時の扱いまで確認し、ご自身の生活に無理なく合うか慎重に判断してください。

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ガス併用物件と比較

ガス併用物件と比較

前章では、電気代の仕組みについて述べましたが、実際の設備や費用面の違いについても、理解しておくことが大切です。
ここでは、ガス併用物件と比べた際の設備や、維持費について解説します。

IHとガスコンロの比較

IHクッキングヒーターは、磁力で鍋底を直接発熱させるため熱効率が高く、忙しい朝でもお湯を比較的早く沸かせます。
火を使わないので扱いやすく、平らな天板は汚れを拭き取りやすい点も魅力です。
ただし、鍋の材質や形によっては使えないため、手持ちの調理器具が対応しているか確認が必要です。
一方で、ガスコンロは炎で鍋全体を温めやすく、強火の炒め物や直火調理を楽しみたい方に向いているでしょう。
また、近年の機器には温度センサーや消し忘れ防止機能が備わり、安全性にも配慮されています。
調理方法や掃除のしやすさを比べ、ご自身が毎日の調理で長く使いやすい設備を選んでください。

給湯方式の費用とリスク

給湯設備には、ガス給湯器、電気温水器、エコキュートがあり、それぞれお湯を作る方法が異なります。
ガス給湯器は使う時に必要な量を温める瞬間式で、湯切れを気にせず使いやすい点が特徴です。
一方で、電気温水器は夜間に沸かしたお湯をタンクへ貯めるため、割安な電力を活用できます。
また、エコキュートは空気の熱を利用する高効率な設備で、省エネ性を重視する方に向いているでしょう。
ただし、貯湯式は使用量が多いと湯切れや昼間の沸き増しが起こる可能性があります。
機器の寿命は10年~15年が目安なので、入居前には年式や点検体制、修理時の連絡先を管理会社へ確認しましょう。

設備費用と家賃の関係

賃貸物件では、設備の種類や導入費用が家賃や共益費に反映されることがあります。
ガス併用物件は、配管点検や警報器の交換が必要ですが、オール電化はガス管を使わず建物管理を簡素化しやすい点が特徴です。
一方で、IHやエコキュートなどの設備価値によって、周辺相場より家賃が高く設定される場合もあるでしょう。
また、光熱費が抑えられても、家賃との差額によって総支出が増える可能性があります。
そのため、表示された家賃だけでなく、電気代や共益費、設備の使いやすさまで確認することが大切です。
入居後の毎月の生活費全体をあらかじめ計算し、無理なく長く暮らせる物件を選んでください。

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エコキュートの水圧が下がる原因と有効な対策

エコキュートの水圧が下がる原因と有効な対策

ここまで、光熱費や設備の違いを解説しましたが、生活に直結する水圧の仕組みについてもおさえておきましょう。
最後に、エコキュートを利用する際の水圧が下がる原因と、その有効な対策について解説します。

水圧が弱くなる原理

ガス給湯器は、水道管から届く圧力をそのまま利用する水道直圧式のため、シャワーの勢いを感じやすい設備です。
一方で、エコキュートは夜間に沸かしたお湯をタンクへ貯め、必要な時に取り出して使う貯湯式となります。
タンクは水道圧にそのまま耐える構造ではないため、減圧弁で圧力を調整しながら給湯する仕組みです。
そのため、ガス給湯器と比べると、蛇口やシャワーから出るお湯の勢いが穏やかになりやすいでしょう。
また、2か所で同時にお湯を使うと、体感する水圧がさらに下がる場合があります。
故障とは限らないため、入居前には設備の方式と通常時の水圧を確認しておくことが大切です。

賃貸物件でできる水圧改善策

賃貸物件で水圧が気になる場合は、設備を触る前に管理会社や大家さんへ状況を伝え、点検を依頼することが基本です。
シャワーだけ弱いのか、キッチンや洗面所も同様なのかを説明すると、原因を判断しやすくなるでしょう。
また、低水圧用シャワーヘッドへ交換すれば、少ない水量でも体感的な勢いを高められる場合があります。
ただし、退去時の原状回復に備え、取り外した元の部品は必ず大切に保管しましょう。
給湯温度を少し高めに設定し、水栓側で水を混ぜる方法もありますが、やけどには注意が必要です。
増圧ポンプなどの設備工事は自分でおこなわず、必ず管理側へ設置の可否を確認しましょう。

水圧と物件選びの注意点

水圧自体は入浴や洗い物の快適さに関わるため、内見時には可能な範囲でしっかり確認しておきたい重要な項目です。
許可を得たうえで浴室やキッチンの蛇口を開き、水とお湯の勢いに違いがないか確かめましょう。
また、複数の場所で同時に使える場合は、実際の生活に近い状態で水量の変化を見ると安心です。
エコキュートには標準タイプと高圧給湯タイプがあり、後者はシャワーの勢いを感じやすい傾向があります。
ただし、階数や配管の状態によっても体感は変わるため、設備名だけで判断しないことが大切です。
光熱費や家賃と合わせて水圧も比較すれば、入居後の不満を減らしやすくなるでしょう。

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まとめ

オール電化の賃貸物件では、時間帯別プランに合わせて深夜の安い電力を効率よく活用すると、毎月の光熱費を抑えられます。
ガス併用物件とは、設備や維持費が異なるため、IHやエコキュートの利便性にくわえ、家賃を含む生活費全体の比較が大切です。
エコキュートは水圧が下がりやすいため、シャワーヘッドで対策し、内見時に実際の水量を確認しておくと安心です。

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