諫早市には、紅葉を観賞できるスポットが多くあります。
そのなかでも、今回ご紹介するスポットは「天祐寺」「安勝寺」「久山年神社」の3か所です。
諫早市にお住まいをご検討中の方は、ぜひこの記事を読んで参考になさってください。
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諫早市のおすすめ紅葉スポット:天祐寺
まずは、本諫早駅から徒歩圏内にある天祐寺をご紹介します。
天祐寺の概要
諫早家の菩提寺である天祐寺は西郷尚善の開基で、県指定史跡とされている諫早家墓所には、初代龍造寺家晴公から十八代家興までの墓があります。
この墓所は、佐賀藩の特色である「弥勒四十九院」と呼ばれる造りで建築されており、秋は美しい紅葉で山門を彩ります。
また、六地蔵石幢と呼ばれる石幡は、1541年に建立され、石を六面に刻み、各面に地蔵菩薩を浮彫りにしているのが特徴です。
島原の乱戦没者追悼碑は、1637年に発生した島原の乱で多くの犠牲者が出た際に、諫早領主諫早茂敬公が犠牲者の霊を祀るために建てられました。
この碑には、1672年に建立され、戦死した武士や百姓の氏名が刻まれております。
天祐寺の特徴
県指定史跡でもある諫早家墓所は、造りが特徴的なだけではなく、夫婦揃ってお墓に入っていることも特徴の一つです。
当時は男尊女卑の時代でしたので、男性の殿様と女性の奥様が一緒のお墓に入っているのは珍しいとされています。
2人のお墓は横一列に並べられており、大きいほうが殿様のお墓で、小さいほうが奥様のお墓となっております。
ただ、現在は諫早家墓所は公開されておらず見ることができないので、注意が必要です。
他にも天祐寺には、大きな岩の上に立っている「くらべ地蔵」や、さまざまなポーズをとった「十六羅漢」が特徴的です。
天祐寺の紅葉
天祐寺は、紅葉の名所としても有名です。
秋になると樹齢200年を超えるイチョウから落ちた葉が黄金の絨毯のように広がり、異世界に飛び込んだような感覚を楽しむことができます。
見頃を迎えるタイミングで訪問すると、紅葉とイチョウの黄葉が融合した美しさに圧倒されるでしょう。
天祐寺の紅葉の見頃は、11月中旬~12月上旬です。
ただし、その年の気候などによって異なり、場合によっては見頃が大幅にずれる可能性もあります。
天祐寺のイチョウは大木であり、そばにある山門と比較すると、その大きさが際立ちます。
また山門からくぐり戸まではカエデが植樹されており、一面赤く染まった幻想的な景観は圧巻です。
くぐり戸から山門までは紅葉が、山門をくぐると黄葉が楽しめるため、雰囲気の変化も味わえるでしょう。
なお、天祐寺はペット入場不可であるためご注意ください。
●所在地:長崎県諫早市西小路町1116
●アクセス方法:本諫早駅より徒歩8分
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諫早市のおすすめ紅葉スポット:安勝寺
次に、天祐寺から1kmほどの場所にある安勝寺をご紹介します。
安勝寺の概要
安勝寺は、慶長15年に建立されたお寺で、七色の紅葉を楽しむことができます。
安勝寺の一世とされる善心は、天正時代に浄土真宗の教義に通じた熱心な住職として知られており、唐人廟に住んでいたと伝えられました。
唐人廟は金谷町に位置し、以前はその墓地の中央に、安勝寺の歴代住職の墓があったといわれています。
現在の金谷町安勝寺一帯には、天正時代に西郷氏という一族が住んでいたとされる城の跡があります。
しかし、1587年西郷氏は豊臣秀吉から指示を受けた竜造寺家晴によって滅ぼされました。
新たな領主となった諫早(竜造寺)家晴は、現在の場所に本堂、庫裡、鐘楼を建て、慶長15年には領主真宗総道場の辞令書を交付したそうです。
そして、慶長19年には寂静山安勝寺という名前と正式な寺院としての地位が与えられ、善心がその創立者となりました。
ただし、安勝寺の草創期についてはしっかりとした記録がないためよくわかっておらず、当初の境内や建物の配置などの詳細は不明です。
安勝寺にある時鐘楼
鐘楼は元禄時代に建てられ、一部修理が行われたもの、境内に調和した美しい建物は昔のままです。
明治維新以降、公的な支援は打ち切られましたが、安勝寺はその後も鐘を維持し続けました。
享保5年から昭和19年まで、220年以上にわたり、一日たりとも鐘を鳴らさない日はなかったそうです。
鐘の音は住民の日常生活に欠かせないものとなり、日常の絆とされていました。
安勝寺の紅葉
安勝寺の紅葉は、11月下旬~12月上旬に見頃を迎えます。
紅葉を背景にした鐘楼の姿は、日本画のような美しさです。
また安勝寺の紅葉は地元有志の方によってライトアップされ、七色に輝く幻想的な世界を楽しむことができます。
●所在地:長崎県諫早市金谷町9-1
●アクセス方法:本諫早駅より徒歩11分
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諫早市のおすすめ紅葉スポット:久山年神社
最後にご紹介する紅葉スポットは、地域の方も多く訪れる久山年神社です。
久山神社の概要
久山年神社は、1592年、後陽成天皇の時代に建立されたといわれています。
久山年神社の御祭神である大年神と御年神は稲作を司る親子神で、五穀豊穣・商売繁昌の神として古来より敬われていました。
正月に家に迎える歳神としても知られており、家庭に幸せをもたらすといわれています。
久山年神社の歴史は、ある年イナゴが発生したことをきっかけに始まりました。
大量のイナゴに悩まされた村人たちは、神頼みとして祈願をおこないます。
するとイナゴの被害は治まり、不思議な力を信じた村人たちは祠を立てて神を祀るようになりました。
この祠が、後の久山年神社です。
その後、堤防が決壊した際に御神体を船に遷して海に浮かべたところ被害が治まったため、さらに強い信仰を集めるようになりました。
久山年神社の御祭神が稲作を司っているにもかかわらず、船形の御神座に乗った姿で祀られているのは、この出来事が元となっています。
現在の地に移遷されたあとは、何度かの建て替えをおこない、現在に至ります。
久山年神社の紅葉
久山年神社の紅葉の見頃は11月下旬で、3週間ほど楽しめます。
ただし、年によって紅葉の散り具合は異なるので、注意が必要です。
そして、久山年神社では、赤く色づく紅葉を楽しむことができます。
久山神社は広々としているので、散策をしながら紅葉を観賞し、のんびとした時間を過ごすことができます。
久山神社の紅葉は、安勝寺と同様にライトアップされるので、夜も紅葉を堪能することができるのが特徴です。
ライトアップされた紅葉は昼間観賞する紅葉とは一味違う楽しみ方ができますよ。
また、境内の、360度どこを見渡しても綺麗な紅葉が広がっています。
神社の門の周りには、門に覆いかぶさるほど大きな紅葉が植樹されているのが特徴です。
さらに、門を進むと紅葉が綺麗に並んでおり、圧巻されます。
このように、久山神社の紅葉は美しいので、多くの来客者で賑わいます。
●所在地:長崎県諫早市久山町2275-2
●アクセス方法:久山バス停より徒歩5分
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まとめ
諫早市にある「天祐寺」「安勝寺」「久山年神社」は、いずれも紅葉の観賞スポットとして有名です。
それぞれ景観に特色があり、紅葉のさまざまな美しさを発見できます。
紅葉を観賞できる期間は1か月間程度のため、紅葉を観賞すると決めたら、早めにスケジュールを調節することをおすすめします。
諫早市にお住まいをご検討中の方は、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
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