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小規模マンションに住むメリットとは?どのような方に向いている?

不動産コラム

小規模マンションに住むメリットとは?どのような方に向いている?

一口にマンションといっても、その規模はさまざまです。
なかでも50戸以下は小規模マンションと呼ばれ、中・大規模マンションとは異なる特徴があります。
そこで今回は、小規模マンションとはどのようなものなのか住むのに向いている方の特徴やメリットとともに解説します。

小規模マンションの定義とは?

小規模マンションの定義とは?

マンションの規模は戸数によって、大まかに3つのタイプにわけられます。

●小規模マンション:50戸未満
●中規模マンション:50戸以上~100戸未満
●大規模マンション:100戸以上


多くの小規模マンションは狭い土地に建っているため、共用設備も最低限のものとなっているのが特徴です。
もしくは、第一種・第二種低層住居専用地域に建てられるような低層マンションも戸数は少ない傾向にあります。
低層マンションはハイグレードな設備や仕様を備えていることも珍しくなく、小規模マンションだからといって設備が乏しいわけではありません。

大規模マンションとは?

大規模マンションにはタワー型と多棟型の2種類があります。
タワー型は湾岸エリアなどの都心部に多く見られ、また、地域のランドマークとして資産価値もさがりにくいのが特徴です。
充実した共用施設やコンシェルジュサービスなど、高級志向の物件も珍しくありません。
そして多棟型は広大な敷地を確保できる郊外によく見られ、ファミリーを中心に人気を集めているのが特徴です。
敷地内に住人専用の公園や、キッズルーム、保育所、ミニショップなど、子育て世代に嬉しい設備が整っている物件もあります。
このような大規模マンションと中規模マンションの間に位置するのが中規模マンションです。

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小規模マンションが向いている方の特徴

小規模マンションが向いている方の特徴

お部屋探しにおいて、小規模マンションと大規模マンションのどちらが向いているのか迷う方もいるのではないでしょうか。
住まいに求める条件やライフスタイルにより、どちらが向いているのか異なります。
小規模マンションは、次のようなタイプの方に向いています。

交通アクセスや周辺環境が良い物件をお探しの方

小規模マンションは狭い土地でも建てられるので、駅近など交通アクセスに恵まれた立地の物件が多いです。
また、周囲の景観に配慮する必要のある第一種・第二種低層住居専用地域の小規模マンションは、周辺環境が落ち着いているなどの特徴があります。
低層マンションであれば、集合住宅でありながら一戸建て感覚で暮らせるでしょう。
そのため、住環境にこだわりたいファミリーにも向いています。

共用設備を使う時間がない方

小規模マンションは敷地が狭いため、大規模マンションのように共用設備は多くありません。
しかし、忙しいなどの理由で共用設備を使う時間がない方にとっては、小規模マンションのほうが静かで落ち着いて過ごせるメリットがあります。
さらに余計な設備がなければ、管理費などのコストも抑えられるでしょう。

ご近所付き合いを重視したい方

小規模マンションは戸数が少なく、住人同士の距離が近いのが特徴です。
1フロアあたりの住人も少ないので、馴染みの薄い方とマンション内で会うことも少ないです。
ほかの住人の顔がわかれば互いに気を配りやすいため、セキュリティ面においても安心できる要素となるでしょう。
プライバシーを守りやすい
住人同士の距離は近い一方で、共用設備は多くないので住人が必要以上に集まることはありません。
また、ワンフロアあたりの戸数が少ないのも小規模マンションの特徴です。
角住居率も高く各戸の独立性も保たれるので、プライバシーを重視したい方にも向いています。

迷ったらどちらにするべき?

賃貸物件の場合、月々の家賃は築年数や立地条件のほか、利用できる共用設備の内容でも決まります。
したがって共用設備が豪華であるほど、家賃や管理費も高くなることが多いでしょう。
共用設備が最低限に留まる小規模マンションのほうが家賃は安い傾向にあり、予算に収まる物件が見つかる可能性が高まります。
そのため、予算や交通アクセスの良さなどの条件を重視する方は小規模マンションがおすすめです。
一方、多少家賃が高くなったり駅から遠くなったりしたとしても、充実した共用設備を希望する場合には大規模マンションを検討してみてはいかがでしょうか。

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小規模マンションで暮らすメリット・デメリット

小規模マンションで暮らすメリット・デメリット

お部屋探しの際は、メリット・デメリットを比較しながら検討することが大切です。
そこで、小規模マンションのメリット・デメリットを見ていきましょう。

小規模マンションのメリット

小規模マンションには、次のようなメリットがあります。
管理組合の業務がスムーズに進む
マンションの場合、定期的に長期修繕計画や修繕積立金の見直しなどが必要です。
その点、小規模マンションは住人が少ないので、管理組合の意見を合わせやすく業務をスムーズに進められるメリットがあります。
ただし賃貸物件としてお住まいの場合、入居者が管理組合と関わったり役員になったりすることはほとんどありません。
しかし、管理組合の決定は住み心地や家賃に直結します。
もし管理組合がうまく機能していなければ、長期修繕計画が停滞し建物の管理が不十分になる、資金不足に陥り修繕積立金がアップ(家賃へ転嫁)されるなどのリスクがあるでしょう。
エレベーターが混雑しにくい
大規模マンションの場合、1フロアあたりの利用者が多いので、朝の通勤の時間帯などはエレベーター待ちが発生することも珍しくありません。
そして部屋の位置によっては、部屋からエレベーターまでが遠いこともあるでしょう。
小規模マンションなら1フロアあたりの利用者は少なく、どの部屋に住んでいてもエレベーターが近いメリットがあります。
さらに定期点検や自然災害発生時などでエレベーターを利用できないときも、小規模マンションなら階段移動が苦になりにくいのもメリットといえるでしょう。

小規模マンションのデメリット

小規模マンションには、次のようなデメリットがあります。
修繕積立金が高くなりやすい
マンションの修繕積立金は、各戸の住人が負担します。
小規模マンションは入居者が少ないので、1人あたりの負担も大きくなりやすい点にご注意ください。
1戸でも滞納が発生すると、修繕計画どおりに進められなくなるリスクにも注意が必要です。
賃貸物件であれば、修繕積立金も家賃に転嫁されることになります。
共用設備やサービスが少ない
大規模マンションでは、スケールメリットを活かして豪華な共用設備や24時間有人管理、コンシェルジュサービスなどをおこなっています。
しかし小規模マンションはスケールメリットを活かせないので、設備やサービスは必要最低限に留まるのが気を付けたいデメリットです。
管理費が抑えられるメリットもある
どれほど豪華な設備やサービスが整っていても、自身があまり利用しないものであれば無駄な管理費を支出していることになります。
また新築当時は充実していたサービスも、年月がたてば内容は見直されることになるので、いつまでも使い続けられるとは限りません。
その点において、はじめから必要最低限の設備やサービスに留まる小規模マンションなら、むだな支出を抑えられるメリットがあります。

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まとめ

小規模マンションとは何なのか、向いている方やメリット・デメリットを解説しました。
交通アクセスの良い物件や、子育てしやすい環境の物件をお探しの方には、小規模マンションが向いているといえるでしょう。
そこで、お部屋探しの際はライフスタイルやマンションに求める条件をふまえながら検討することをおすすめします。


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