ソファの選び方について！生地の特徴やソファを購入する際のポイントも解説

新居への引っ越しを機にソファを新調しようと考える方は選び方に悩むことが多いのではないでしょうか。
そこで、本記事では、ソファの基本構造や生地の種類と特徴に加えて、ソファを購入する際のポイントについても解説します。
引っ越しを機に、家具の購入を検討している方は、ぜひ参考になさってください。

ソファの選び方①ソファの構造について

ソファはリビングの主役と言っても過言ではなく、家族や友人とくつろぐ大切な場所になります。
そこで重要になるのが「座り心地」です。
ソファ選びでは、デザインはもちろんですが、どのような構造でできているかを知っておくと、より自分に合った座り心地を見つけやすくなります。
ソファの内部は「ベース」と「クッション材」で構成されています。

ベースの役割と特徴

ベースは、座面の下に取り付けられ、座面を支える部分のことです。
また、ベースには、ウェービングベルトを張ったもの、コイルスプリングが組み込まれたものなど、さまざまなタイプがあります。
ウェービングベルトは、ゴムの伸縮性を生かして適度な弾力を生み出し、軽量化にも貢献します。
S字スプリング入りのベースは、弾力性は控えめだが強度があるのが特徴です。

クッション材の種類と特徴

ベースの上に配置される「クッション材」は、ソファの座り心地を大きく左右する重要な要素です。
主なクッション材としては、ウレタンフォームやポケットコイル、フェザーなどが挙げられます。
ウレタンフォーム
比較的軽量で耐久性があり、硬さや弾力の調整がしやすいのが利点です。
さらに、硬めから柔らかめまで好みに合わせて選べるため、多くのソファに採用されています。
ポケットコイル
マットレスでもおなじみのポケットコイルを採用したクッション材は、体を面ではなく点で支える構造が特徴。
また、座ったときに沈み込みすぎず、一人ひとりの体格に合わせたフィット感を得られます。
フェザー（羽毛）
ふんわりとした座り心地が魅力ですが、へたりが出やすい場合があります。
そのため、ソファを選ぶ際は、クッション材がどういった種類なのか、複数の素材を組み合わせているかを確認するのがポイントです。

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ソファの選び方②生地の種類と特徴

新居にソファを迎える際、デザインやサイズにくわえて重視したいのが「生地選び」です。
生地の素材によって見た目はもちろん、肌触りや手入れの方法、経年変化の仕方などが大きく異なります。
さらに、家族構成やライフスタイル、好みのインテリアテイストによって向き・不向きが変わるため、まずは代表的な素材である「ファブリック」「合成皮革」「本革」の特徴を把握しましょう。

ファブリックソファの魅力

ファブリックとは、主に布製の生地のことを指し、コットン、リネン、ポリエステルなど、その素材は多種多様です。
さらに、布特有のやわらかな質感や通気性の良さがあり、季節を問わず快適に使えるのが大きな魅力となります。
また、カラーバリエーションや柄の種類が豊富で、インテリアに合わせたコーディネートをしやすい点も人気の理由の1つです。
たとえば、ナチュラル系の部屋にはリネン調の落ち着いた色味を、ポップな雰囲気にしたいならビビッドカラーのファブリックを選ぶなど、自由な組み合わせが楽しめます。
一方で、ファブリックの難点としては、汚れやすさが挙げられます。
小さなお子さまやペットがいるご家庭だと、飲みこぼしや爪の引っかき傷などが気になることもあるでしょう。
ただし、カバーリングタイプのソファであれば、カバーだけ取り外して洗濯できる商品も多く出回っています。

合成皮革ならではの扱いやすさ

「合成皮革」は、本革に比べて価格が抑えめで、なおかつ高級感のある見た目が楽しめる点が魅力的です。
表面が撥水性に優れているため、飲み物をこぼしてしまった際も、さっと拭き取るだけでOKというお手入れのしやすさが大きなメリットです。
さらに、最近の合成皮革は耐久性や質感の向上が著しく「本革と見分けがつかない」との声も珍しくありません。
カラーも豊富で、シンプルなモノトーンから鮮やかな色合いまでバリエーションが充実しています。
そのため、お部屋の雰囲気に合わせて選ぶ楽しみがあり、比較的お手頃な価格でイメージチェンジを図りやすいのがポイントです。
ただし、使用状況によっては表面が剥がれたり亀裂が入ったりしやすい場合があります。
また、夏場などは肌に貼りつきやすかったり、冬場は座面が冷たくなりやすいといった欠点もあります。

本革ソファがもたらす高級感

天然素材ならではの質感と高級感は、本革特有の最大の魅力です。
さらに、使い込むほどに柔らかさや色合いが変化し、経年変化として深みが増していくため、1つの家具を長く大切に育てる楽しみがあります。
本革の表面は通気性が良く、蒸れにくいのも嬉しいポイントです。
そのため、合成皮革と比べると温度や湿度の影響を受けにくい一方、定期的なオイルケアのお手入れが必要になります。
汚れが付着したまま放置するとシミになりやすく、乾燥しすぎるとひび割れを起こすことも。
メンテナンスに手間はかかりますが、その分だけ愛着が湧き、長く付き合えるパートナーとして活躍してくれるでしょう。
ただ、価格帯が高めになりやすい点は要注意です。

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ソファの選び方③購入時に押さえておきたいポイント

新居にソファを迎えるとき、多くの方はデザインや座り心地を最初にイメージされるでしょう。
しかし、実際には長期間使うものだからこそ、「目的」や「機能」、そして意外と見落とされがちな「搬入経路」にもしっかり目を向ける必要があります。
そのため、これらを総合的に考えると、後悔の少ないソファ選びができるはずです。

使用目的を明確にする

まずは「目的」を整理することから始めましょう。
ソファに求める役割や使用シーンが明確になると、必要なサイズや形状、素材が自ずと見えてきます。
そのため、家族が多いなら3~4人がゆったり座れる大きめのソファ、あるいはL字型（カウチソファ）などが検討対象になるでしょう。
一人暮らしや二人暮らしの場合は2人掛けのコンパクトなソファやローソファでも十分かもしれません。
しかし、テレビ観賞や読書、仮眠をとることが多いなら、ゆったりと横になれるソファが便利です。
一方、来客が多いご家庭なら、座面が広めのタイプや背もたれの配置を考慮すると、お客様との会話がはずむ空間を作りやすくなります。
なお、部屋全体の雰囲気に合わせたいのか、ソファをアクセントとして目立たせたいのかも大切なポイントです。

便利な機能を活用しよう

ソファには、ただ座るだけではない、生活を快適にするための多彩な工夫が取り入れられているものがあります。
座面下に収納スペースを備えたタイプなら、ブランケットやクッション、リモコンなどをすっきり片づけられるでしょう。
そのため、お部屋のスペースを効率的に使ううえでとても便利です。
背もたれの角度を変えられるタイプは、自分好みの姿勢でくつろげるだけでなく、来客が泊まる際には簡易ベッドとしても活躍します。
なお、寝転がる習慣がある方なら、リクライニング機能の可動範囲や操作性を実際に試してみるのがおすすめです。

忘れがちな搬入経路をチェック

ソファを購入しても、そもそも玄関や廊下、エレベーターを通らずに家のなかに入らない事態は決して珍しくありません。
大型ソファは、マンションのエレベーターや玄関ドアを通らないことも。
また、横幅だけでなく、縦向きにした際の長さや角度調整が可能かも考慮する必要があります。
エレベーターが使えない場合は階段を運ぶことになりますが、曲がり角の幅や手すりの位置によっては搬入できないケースがあります。
そのため、実際にメジャーを使い、ソファの奥行きや高さと比べてみましょう。

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まとめ

ソファの構造を理解しておくと、見た目だけにとらわれず、満足できる座り心地を手に入れやすくなります。
ソファの生地は、ファブリック・合成皮革・本革のいずれにするかで、日々の生活やお手入れの方法、インテリアの雰囲気が大きく変わります。
ポイントは「目的」を定め、必要な「機能」を見極め、そして「搬入経路」を確認することです。