西彼杵郡時津町に引っ越しを検討している方は、どのような特徴のある町なのか事前に知っておきたいでしょう。
自然の様子やこれまでの歴史、小さい子どもと暮らす際のサポートなど、気になる点は多いのではないでしょうか。
この記事では西彼杵郡時津町の魅力や住みやすさ、子育て環境についてご紹介します。
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西彼杵郡時津町の住みやすさ~街の魅力
長崎県西彼杵郡時津町は長崎県の南部に位置し、大村湾の南岸と県庁所在地である長崎市に隣接する豊かな自然と長い歴史のある街です。
都市開発に伴う人口増加など、現在の発展状況と合わせて、時津町の魅力と住みやすさをご紹介します。
西彼杵郡時津町の自治体情報
時津町が掲げる「誰もが住みたくなる町へ」のキャッチコピーからうかがえるように、長崎県内でも珍しい人口増加中の活気のある街です。
長崎都市計画区域に指定されてから大型商業施設などが建設され、販売やサービス業を中心に発展が続いています。
多くの企業や工場を誘致するなどの施策がおこなわれ、中小企業の街として都市化が進みました。
働き口の増加により街の発展は現在も続いており、長崎市へのアクセスが良い点から、ベッドタウンともなっています。
歴史のある町
時津町には、鎌倉時代には「とぎつ」の名が見られるほど、長い歴史があります。
大昔に「時つ」は縁起の良いものを表す言葉として使われていました。
港を表す「津」と合わせて「時津」となり、幸せを運んでくれる港になってほしいとの願いが込められていたとされています。
江戸時代に栄えた時津街道には、今でも数々の史跡が残っており、昔の面影がしのべます。
なかでも興味深いのは、国道沿いの斜面に立つ、継石坊主(つぎいしぼうず)と呼ばれる奇岩です。
今にも落ちそうで落ちない様子から、受験生の合格祈願にも一役買っています。
毎年6月初旬におこなわれる浦郷ペーロンは、伝統的なスタイルの和船によるレースが見られる夏の風物詩です。
豊かな自然
経済発展が進み利便性が向上する一方で、古代から続く自然環境も残されています。
時津町が面する大村湾は、四方を陸で囲まれた湖にも見えるとして、琵琶湖にちなんで琴の海ともよばれています。
真珠の養殖でも有名な、外海の影響を受けにくい穏やかな海です。
崎野自然公園は、豊かな自然の中で大人も子どもも存分に遊べる自然体験型の施設です。
キャンプ場・草スキー場・アスレチックなどの設備が充実しており、遊歩道では木々の香りや波の音を楽しめます。
その先には展望所があり、崎野半島の先端から大村湾の絶景を眺められるでしょう。
園内のコテージにはバーベキューの設備も整っており、天候に恵まれれば満天の星を観賞できます。
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西彼杵郡時津町の住みやすさ~住環境
時津町の地価相場や治安の状態、県外からのアクセスなどの住環境を事前に知っておけば、家を探す際に役立つでしょう。
地価の平均や相場の高いエリア、治安情報と時津町へのアクセスについてご紹介します。
西彼杵郡時津町の地価相場
西彼杵郡時津町の2022年の地価は下記のとおりです。
●地価総平均 6万4,066円/㎡
●坪単価 21万1,790円/坪
●変動率 1.00%上昇
※上記の数字は時津町市の公示地価と基準地価の総平均を記載しております。
※参考:https://tochidai.info/nagasaki/togitsu/
店舗や事務所が立ち並ぶ国道206・207号線沿いのエリアは地価相場が高い傾向にあります。
2022年の宅地の平均価格は前年よりも上昇しており、5万4965円/㎡、坪単価18万1735円/坪です。
西彼杵郡時津町の治安情報
警察や自治体から得た治安情報を種類別に集計した結果から、時津町の治安情報の分布をご紹介します。
事件種別分布は火災や気象・災害、緊急出動によるものが多く、約6割を占めています。
これは火災の発生や火災自動報知設備の作動、土砂災害の発生などを住民に知らせるものです。
予防接種のお知らせや熱中症アラートなどの病気・衛生情報や、町役場からの行事に関する通知などの生活情報の発信に関するものは約2割です。
そのほかには不審者情報などが6.7%、子どもが不審者から声をかけられるなどの子ども被害に関する通知が5.4%と続いています。
西彼杵郡時津町へのアクセス
東京から時津町へのアクセスは、羽田空港から長崎空港まで飛行機で約2時間です。
大阪からだと伊丹空港・関西空港から長崎空港まで約1時間20分かかります。
長崎空港から時津町までは、空港バスを利用して井手園まで約40分で、そこから路線バスやタクシーに乗り換えて5分です。
福岡からのアクセスはJR博多駅からJR長崎駅・浦上駅までJRで約2時間かかり、路線バスに乗り継いで約20〜30分で到着します。
車を利用する場合は九州自動車道福岡ICから長崎多良見IC〜長崎バイパス川平IC~川平有料道路を経由して約2時間です。
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西彼杵郡時津町の住みやすさ~子育て環境
小さな子どもがいる家庭では、街の子育て環境についても気になるでしょう。
子どもを育てていくうえで、自治体からどのようなサポートが受けられるのでしょうか。
子どもが病気になったときに預けられる制度についてもご紹介します。
児童手当の支給
児童手当は生活の安定と子どもの成長のために、中学校修了前までの子どもを養育している保護者に支給される手当です。
所得制限限度額を超えていなければ0歳〜3歳未満の子どもには一律1.5万円が支給されます。
3歳〜小学校修了前の子どもの場合は1万円、第3子以降には1.5万円が支給されます。
中学生の子どもへの支給額は一律1万円です。
所得制限限度額を超えていても所得上限限度額を超えていなければ、児童1人あたり一律5,000円が支給されます。
所得上限限度額を超えている場合の支給はありません。
子どもが生まれたときや、時津町へ転入するときなど状況が変わる場合には、自治体での手続きが必要です。
住まいに関する助成金
安心して子育てができる住居や居住環境の整備を補助するために、時津町には助成金制度があります。
時津町子育て応援住宅支援事業補助金とは、中古住宅の取得やリフォームにかかる費用の一部を補助する助成金です。
中古住宅の取得、またはリフォームにかかった費用の5分の1が支給されます。
上限額は40万円と定められていますが、時津町で中古住宅を検討中の方におすすめです。
ただし、世帯構成など対象者となるための条件があるので、事前に確認しましょう。
そのほかにも、地震対策として一定の条件下にある木造戸建住宅には、耐震対策にかかる工事費などの費用の一部を補助する制度もあります。
子どもが病気になったときの病児保育事業
子どもが病気になったときや、回復期で集団保育が受けられないときの預け先が用意されています。
時津町と隣接する長与町との共同で実施されている病児保育事業です。
時津町と長与町にそれぞれ1件ずつ病児保育施設があり、どちらか選択して利用できます。
保育所や認定こども園、幼稚園などに通っていて、病気中か病気の回復期にある子どもが対象です。
やむを得ない理由があって、家庭で保育を受けるのが難しい生後3か月〜就学前の子どもも利用できます。
利用するには、前日か当日にかかりつけ医か病児保育施設で受診して、予約システムか電話にて空き状況を確認したうえでの予約が必要です。
料金は診察料と、病児保育利用料として2,000円、給食費として500円がかかります。
お弁当持参が原則の施設もあり、お弁当を持参すれば給食費はかかりません。
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まとめ
西彼杵郡時津町は歴史があり自然豊かで、商業施設や工場の誘致などで現在も発展が続く活気のある街です。
子育て中の家庭には、条件を満たせば児童手当や住宅の補助が支給され、病児保育の制度もあります。
地価相場や治安状況などを把握しておけば、引っ越しの検討に役立つでしょう。
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