ファミリーがお部屋を探す際は、家族構成に合わせた物件を選びたいものです。
それでは、大人2人・子ども2人の家族構成ではどのような間取りが向いているのでしょうか。
そこで今回は、4人家族が間取りを比較するときのポイントを解説します。
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4人家族に向いている2LDKの間取りの比較
2LDKは、10畳以上のLDKと独立した居室2つがある間取りのことです。
間取りの使い方や特徴を見ていきましょう。
2LDKの使い方
2LDKの一般的な使い方に、1部屋を寝室、もう1部屋を子ども部屋とする方法があります。
子どもが小さいうちは、子ども部屋ではなく書斎にするものおすすめです。
子どもが成長したら書斎を子ども部屋に転用できるので、大がかりな模様替えをせずに済みます。
子ども部屋を2つ設けたい場合
子どもの性別が異なる・子ども部屋をシェアするには居室が手狭といった理由で子どもそれぞれに個室を与えたい場合には、次のような部屋割りが考えられます。
●LDK:ファミリールーム兼夫婦の寝室
●2つの居室:子ども部屋
LDKは家族の共用スペースにするとともに、一角を仕切って夫婦の寝室にするなどの工夫が必要です。
一見すると不便に思えますが、子ども部屋が2つ必要になる期間はそれほど長くありません。
たとえば、第1子が中学生になるタイミングで子ども部屋をわけるケースで考えてみましょう。
高校卒業後は進学・就職のため一人暮らしする予定なら、子ども部屋が2つ必要な期間は6年前後です。
そして第1子が巣立ったあとは、子ども部屋の1つを寝室に戻すことが可能です。
面積で比較するのもおすすめ
部屋数が少ないと感じられる2LDKも、居住面積が広ければ生活空間にゆとりが生まれます。
国土交通省では、安定した住生活をおくるために以下の居住面積水準を定めています。
●最低居住面積水準:健康で文化的な住生活の基礎として必要不可欠な面積
●誘導居住面積水準:豊かな住生活の実現を前提として、多様なライフスタイルを想定した場合に必要と考えられる面積
4人家族における面積水準は、それぞれ次のとおりです。
●最低居住面積水準:50㎡(10㎡×4人+10㎡)
●都市居住型誘導居住面積水準:95㎡(20㎡×4人+15㎡)
●一般型誘導居住面積水準:125㎡(25㎡×4人+25㎡)
2LDKであれば、最低居住面積水準である50㎡を超える物件は比較的見つけやすいでしょう。
また、誘導居住面積水準を満たしていればゆとりある暮らしが可能です。
なお世帯人数は、3歳未満の者は0.25人、3歳以上6歳未満の者は0.5人、6歳以上10歳未満の者は0.75人として算定します。
したがって、子どもが小さければ面積水準は上記よりも狭くなります。
ただし、子どもが2人とも10歳以上になれば最低でも50㎡は必要になるので、長く住める部屋をお探しの場合には面積に余裕をもたせておくと安心です。
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4人家族に向いている3LDKの間取りの比較
3LDKは、10畳以上のLDKと独立した居室3つがある間取りのことです。
間取りの使い方や特徴を見ていきましょう。
3LDKの使い方
3LDKの一般的な使い方に、1部屋を夫婦の寝室、残る2部屋を子どもそれぞれの個室とする方法があります。
子どもの性別が異なる、すでにある程度大きくなっているときに向いている間取りです。
子ども部屋は1つで良い場合には、1部屋を書斎やワークスペースとして利用しても良いでしょう。
なお、子どもに独立した個室を与えると家族間のコミュニケーションが不足することがあります。
そこで対策として、子ども部屋の配置を工夫すると良いでしょう。
子ども部屋へ入るためにはリビングを通らなければならない配置すれば、個室で過ごす子どもにも気を配りやすくなります。
このほか、子ども部屋は寝起きするだけの最低限の広さにとどめ、リビングの一角に遊びや学習するスペースを設ける工夫もおすすめです。
さまざまなライフスタイルに対応できる
前述のように、3LDKは4人家族のさまざまなライフスタイルに対応できる間取りです。
子どもが独立したあとも、趣味の部屋やゲストルームなどに転用できるので長く暮らし続けられます。
また、子どもが増えて5人家族になっても引っ越しせずに済む可能性が高いでしょう。
3LDKの注意点
3LDK以上の賃貸物件は、2LDKと比較して物件の選択肢が少ない可能性があります。
そのため、最寄り駅までの距離や築年数などの条件を緩和して探すと良いでしょう。
また、マンションだけでなく一戸建てやメゾネットタイプの賃貸物件も検討してみはいかがでしょうか。
また、部屋数ではなく面積で物件を比較するのもポイントです。
居室が広めな2LDKなら、仕切りを活用すれば3LDKと同じような暮らし方が可能です。
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4人家族に向いている4LDKの間取りの比較
4LDKは、10畳以上のLDKと独立した居室3つがある間取りです。
ほかの間取りと比較して部屋数が多く、マンションでも誘導居住面積水準(95㎡〜125㎡)を超える広々した物件も少なくありません。
そんな4LDKの間取りの使い方や特徴を見ていきましょう。
4LDKの使い方
4LDKは、家族全員が個室を持てるのが特徴です。
たとえば共働きや受験生がいるなど、生活リズムが大きく異なる家族でも自分のペースで過ごせるメリットがあります。
また、基本的には3LDKと同じような部屋割りとし、余った部屋をゲストルームやファミリークローゼットとして活用するのもおすすめです。
親との同居にも対応できる
親と同居する予定がある場合、子ども部屋のほかに自分たち夫婦の寝室と親の寝室が必要です。
4LDKの間取りなら、それぞれのライフスタイルを尊重しながら過ごせます。
子どもが独立したあとも、余った部屋はゲストルームや子どもが帰省した際に使える部屋として活用できるでしょう。
広さを重視したい方におすすめ
4LDKの間取りは専有面積の大きな物件が多いので、広さを重視したい方におすすめです。
ただし、物件数が少なく家賃も高くなりやすい点にご注意ください。
賃貸物件にお住まいの場合は、家族構成やライフスタイルの変化に応じて住み替えるのも良いでしょう。
子どもが小さいうちは、2LDKの間取りで十分なケースも少なくありません。
そこで、子どもの個室が必要になった段階で3LDKや4LDKの部屋に住み替えれば家賃を抑えられます。
さらに子どもが独立したあとは、再び2LDKに住み替えるといった柔軟な対応ができるのも賃貸物件のメリットです。
4LDKと2LDKを比較したとき、同じ家賃なら2LDKのほうが立地や築年数の条件が良い場合が多いです。
4LDKの注意点
4LDKの賃貸物件は、ほかの間取りと比較して供給数が少ない点にご注意ください。
一般的な賃貸マンションの多くは2LDKや3LDKなので、一戸建てタイプの賃貸物件のほうが希望するエリアで見つかりやすいことも珍しくありません。
あるいは分譲賃貸マンションのように、一般的な賃貸マンションよりも広い間取りが多い物件を中心に探すのもおすすめです。
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まとめ
賃貸物件を選ぶときに知っておきたい、4人家族におすすめの間取りをご紹介しました。
子どもが小さいうちは2LDK、大きくなったら3LDKや4LDKのように住み替えれば、ゆとりある生活空間を確保できます。
そこで賃貸物件探しの際は、家族構成やライフスタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。
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