長時間つけっぱなしにすることが多い換気扇ですが、月々どれくらいの電気代がかかるのか気になっている方も多いでしょう。
この記事では、アパートのお風呂やキッチン、トイレの換気扇を24時間つけっぱなしにしたときにかかる電気料金の目安を解説します。
また、換気扇を常時稼働させておくメリットや、電気代の節約方法についても説明しますので、ぜひ参考になさってください。
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アパートの換気扇は24時間つけっぱなしでも大丈夫?
結論からいうと、アパートの換気扇は24時間つけっぱなしでも問題ありません。
はじめに、換気扇を24時間つけっぱなしにする、メリットやデメリットを解説します。
アパートの換気扇を24時間つけっぱなしにするメリット
アパートの換気扇を24時間つけっぱなしにして、常に換気するメリットはいくつかあります。
メリット①:においを取り除く
換気扇が24時間稼働していることで、部屋の空気が常に入れ替わり、においや湿気がこもりにくくなります。
とくに、キッチンでは油を使った料理や煙が発生しやすく、これらのにおいには換気が必要です。
煙や油の蒸気は壁や洋服に付着しやすいので、換気扇をつけて換気することで、においを取り除けることが最大のメリットだといえます。
メリット②:カビの発生を防ぐ
浴室はとくに湿気がこもりやすい場所の一つです。
浴室の換気を怠るとカビの発生に繋がり、見た目がよくないだけでなく、カビの胞子を吸い込むことでアレルギー反応を起こしてしまう可能性もあります。
換気扇を24時間つけっぱなしにしておくことで、カビの発生を防ぐことができます。
メリット③:きれいな空気を取り込める
空気の入れ替えは、ハウスダストやシックハウス症候群の予防に効果的です。
住宅の高気密・高断熱化が進み、換気不足になることも、シックハウス症候群の一因となります。
換気扇を24時間稼働させることで、きれいな空気を取り込むことができます。
アパートの換気扇を24時間つけっぱなしにするデメリット
一方で、アパートの換気扇を24時間つけっぱなしにすることには、いくつかのデメリットもあります。
デメリット①:音がする
換気扇は稼働時に音を発生させるため、静かな環境を求める居住者には不快に感じるかもしれません。
とくにキッチンの換気扇は音が大きいので、つけっぱなしにしておくとテレビや電話の邪魔になってしまいます。
デメリット②:換気扇の寿命が短くなる
換気扇を常時稼働させることで、寿命が短くなる可能性もあります。
さらに、エアコンを利用しているときに換気扇を稼働させると、冷暖房の効率が低下し、電気代が高くなる恐れがあります。
デメリット③:電気代がかかる
アパートの換気扇をつけっぱなしにする最大のデメリットは、電気代がかかることです。
とくにキッチンの換気扇は排気性能が高いため、電気代がいくらになるのかヒヤヒヤしている方も多いでしょう。
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アパートの換気扇は24時間つけっぱなしにしたときの電気代は?
アパートの換気扇を24時間つけっぱなしにするメリットもありますが、やはり気になるのは電気代でしょう。
続いては、換気扇の種類ごとの電気代について解説していきます。
お風呂の換気扇の電気代
お風呂の換気扇の消費電力はおおよそ20W前後です。
これを24時間稼働させると、1か月の電気代は370円程度になります。
カビ対策としては、洗剤の購入費用や掃除の手間を考えれば、電気代は妥当な範囲かもしれません。
また、消費電力が3W程度の省エネ型換気扇もあります。
トイレの換気扇の電気代
トイレの換気扇は小型なので、消費電力はおおよそ3W前後です。
24時間稼働させても、1か月の電気代は50円程度です。
このくらいの電気代なら、つけっぱなしでもあまり気になりません。
キッチンの換気扇の電気代
キッチンの換気扇は大型で、消費電力はおおよそ30W前後です。
24時間稼働させると、1か月の電気代は560〜600円程度になります。
思ったより高額だと感じるかもしれません。
しかし、「常時換気モード」のある最新式の換気扇が設置されていれば、消費電力が低いため、電気代も月100円ほどに抑えられます。
24時間換気システムの電気代
24時間換気システムは、換気扇とほぼ同様の電気代がかかります。
24時間換気システムには、第1種換気方式、第2種換気方式、第3種換気方式の3つの換気方式があります。
第1種換気方式は、換気扇などで給排気をおこなう方式で、第2種換気方式は換気扇などで外の空気を取り入れ、排気口から自然な排気をおこなう方式です。
最後に第3種換気方式は、給気口から自然に空気を取り入れて、換気扇などで排気をおこないます。
電気代はそれぞれの換気方式によって異なりますが、月々数百円程度です。
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アパートの換気扇24時間運転の電気代を節約する方法
換気扇の消費電力はほかの電化製品に比べて少ないとはいえ、やはり少しでも電気代は節約したいものです。
最後に、電気代を節約する方法を解説します。
節約方法①:窓やドアを閉める
換気扇を使用する際は、窓やドアを閉めて、密閉しましょう。
換気扇をつける場所を閉め切っておけば、密室にすることで湿気の通り道が一つになり、換気が効果的におこなわれます。
逆に開放していると、換気の効率が低下し、消費電力も増えてしまいます。
浴室やトイレ、キッチンなど、湿気が多いところを換気する場合には、とくに閉めて使うように心がけましょう。
節約方法②:エアコン併用時は設定を「弱」にする
エアコンと換気扇を同時に使用すると、空気の循環を助けるため、冷暖房の効率がアップします。
しかし、このときは換気扇の設定を「弱」にしておくことが大切です。
「強」の設定だと、外気を多く取り込んでしまい、エアコンの効率が低下してしまいます。
季節によって設定を調整し、無駄な電気代を節約しましょう。
節約方法③:定期的に掃除をする
換気扇のフィルターやファンは、定期的に清掃しましょう。
汚れた換気扇は換気効率が低下し、余分な電力を消費します。
また、汚れた換気扇では湿気や臭いの排出も効果的におこなえません。
とくにキッチンの換気扇は油汚れが付着しやすいので、汚れ具合に応じて3~6か月ごとに掃除をしましょう。
掃除をする前には、コンセントからプラグを抜き、作業中に作動することのないよう注意なさってください。
換気扇の外せないカバーは、洗剤をスプレーするなどして、汚れを浮かせてから柔らかい布で拭き取るのがおすすめです。
外して洗ったフィルターやファンは、よく乾かしてから装着します。
節約方法④:電力会社やプランを見直す
電気代を少しでも抑えたいのであれば、アパートの電力会社や契約プランを見直すことも有効です。
ご自身のライフスタイルに合ったプランを選択することで、電気代の削減に繋がります。
換気扇だけではなく月々の電気料金を節約したい方は、適切なプランを選ぶことで無駄な支出を減らしましょう。
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まとめ
アパートの換気扇は24時間稼働つけっぱなしでも問題なく、においや湿気の除去、カビの発生予防などに効果的です。
気になる電気代ですが、お風呂やトイレの換気扇は消費電力が少なく、月々の電気代は抑えられますが、キッチンの換気扇は消費電力が高く、電気代が多少増える傾向があります。
効果的な節約方法として、窓やドアを閉める、エアコン併用時は設定を「弱」にする、定期的な掃除、電力会社やプランの見直しが挙げられます。
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