諫早市ではさまざまなイベントが開催されていますが、そのなかでも諫早万灯川まつりは、地域の方々の多くに愛されているお祭りです。
そんなお祭りは、2024年にも開催される予定となっています。
今回は諫早万灯川まつりの歴史や、2024年度の花火についてご紹介するので、参考にしてみてください。
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諫早市で開催されている諫早万灯川まつりの歴史
諫早万灯川まつりは、ほぼ毎年開催されている、歴史あるお祭りです。
諫早市でどのように伝わってきているお祭りなのか、詳しく見てみましょう。
大水害がきっかけ
諫早市では、1957年昭和32年7月25日に大水害がありました。
もともと九州は水害がとても多い地域でしたが、当時は630名が亡くなったとされています。
この水害に合った方々の冥福を祈るために、毎年7月25日になると、本名明川河川敷一帯で、諫早万灯川まつりが開催されています。
そのため、諫早万灯川まつりは「お祭り」といっても、哀悼の念を込めておこなわれるものなのです。
地元では「美しくも悲しいお祭り」として認識されています。
また、開催地である本名明川河川敷一帯は、諫早の母なる川として親しまれています。
お祭りの内容
お祭りには2万本以上の蠟燭が使用されますが、それらは諫早市で暮らす人々が有志で準備しています。
そのため、市民たちの哀悼の念が伝わってくるお祭りです。
日が暮れて暗くなると蝋燭が灯り、河川敷一帯が美しくライトアップされます。
蝋燭の数は2万3千本と決まっていますが、これは当時の水害で被災した諫早の世帯数を表しています。
周辺で水害があった歴史を忘れないよう、現代でもこうしたお祭りが開催されているのです。
もちろん一般的なお祭りの要素も取り入れられています。
たとえば周辺にはお祭りならではの出店が出店されていたり、花火がおこなわれたりなどです。
他のお祭りとの大きな違いは、お祭りの開催時間がおよそ1時間と決まっている点です。
2万3千以上の蝋燭の炎が燃え尽きるまで開催するシステムなので、一般的なお祭りよりも短い開催時間になっています。
一部では「日本で一番短いお祭り」「祈念式典」としても知られているようです。
アクセス
会場は明川河川敷一帯の河川敷です。
毎年開催地は同じなので、迷ってしまう心配はありません。
電車の場合、JR諫早駅から徒歩15分程度で到着します。
駐車場は近辺にある上山公園や光江橋下河川敷などを利用できます。
また、お祭りの際は近くにある諫早小学校前ふれあい広場駐車場も利用可能です。
●所在地:長崎県諫早市高城町3
●営業時間:20時~21時
●アクセス方法:【電車】JR諫早駅から徒歩15分、【車】長崎道諫早ICから約15分
●駐車場:あり
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諫早市で開催されている諫早万灯川まつりの万灯
以下では2024年に開催される諫早万灯川まつりについて、より深くご紹介しています。
詳しく見てみましょう。
お祭りの見どころ
先述したように諫早万灯川まつりは、おめでたい気持ちやお祝いなどのポジティブな思い出はなく、あくまでも水害で犠牲になった方々を追悼するために開催されているイベントです。
そのため、一般的なお祭りで見られるようなステージイベントのような企画はありません。
基本的にはライトアップされた河川敷周辺を見ながら追悼の想いを込めて願い、出店で買い物をしたり花火を見たりするのがお祭りの醍醐味となっています。
また、見どころとしては、裏山橋から諫早橋までのライトアップです。
こちらには1万9千本の万灯が飾られており、夜になるととても美しく輝きます。
長さはおよそ約1800mとなっており、とても長い距離となっています。
周辺を歩くだけで、美しい輝きに癒やされるでしょう。
お祭りの名前にも含まれている「万灯」を見るだけで、防災への意識や気持ちも強くなります。
水害で犠牲になった方への黙祷
美しくライトアップされた周辺では、黙祷もおこなわれます。
20時になると河川敷周辺でサイレンが響き渡るので、そのタイミングになると住民が1分間黙祷をします。
その間は周辺が静かになり、ただ万灯が輝くだけの時間が続きます。
その後は通常のお祭りのような楽しい時間を過ごすのも可能です。
子どもたちは出店で美味しいグルメを堪能したり、キレイな景色に触れたりなど、毎年盛り上がりを見せています。
また、大人は水害防止への意識を高めつつも、お祭りムードに浸って癒やされたりなど、さまざまな楽しみ方があります。
出店や花火など、楽しいお祭りではありますが、先述したように開催時間は蝋燭が燃え尽きるまでの時間帯です。
開催時間は日本一短いとも言われていますが、だからこそお祭りの時間の尊さや大切さなどが学べます。
大切な方と一緒にお祭りを楽しんで、時間を共有する方も多いそうです。
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諫早市で開催されている諫早万灯川まつりの2024年度の花火
お祭りの醍醐味といえば、やはり花火ではないでしょうか。
諫早万灯川まつりも2024年度に花火がおこなわれる予定です。
以下で詳しく見てみましょう。
美しい花火
諫早万灯祭りでは、約2000発の美しい花火が楽しめます。
2024年にも、およそ2000発の花火が打ち上げられる予定です。
お祭りの開催時間が短いのが影響しているため、花火の数は一般的なお祭りと比較するとやや少なめですが、それでも十分に美しさに浸れます。
河川敷は万灯によってライトアップされた状態なので、花火が打ちあがると周辺がキラキラと輝き、キレイな光景を見られるでしょう。
真っ暗な地域一帯が花火と万灯によって美しく照らされるので、幻想的な雰囲気に浸れます。
もともと諫早万灯川まつりは、防災に強い街づくりを意識するために開催を企画されたものです。
諫早市でも、過去の水害をきっかけに、防災意識を高めています。
花火を見て癒されるだけではなく、防災意識がより高まったと感じる方も少なくないようです。
お祭りは花火が打ち上げられてから終了する流れとなります。
毎年花火を楽しみにしている方も多く、諫早市民の方はもちろん、遠方から訪れる方もいるようです。
2024年でも開催予定ですが、打ち上げ時間は20時半から21時までの予定となっています。
ただ花火を見られるだけではなく、災害への意識を高められる機会となるため、積極的に参加しようとする方が多いです。
眼鏡橋イルミネーション
眼鏡橋イルミネーションを楽しめる点でも人気のお祭りです。
眼鏡橋がイルミネーションによってキラキラと輝くため、フォトスポットとしても人気を集めています。
丸い形が横に2つつながっているような形から、「眼鏡橋」と呼ばれるようになった場所ですが、その形に沿ってライトアップされるのが特徴です。
蠟燭、花火、さらには眼鏡橋のライトアップなど、3つの光のコントラストが美しいと毎年話題になります。
一部では美しくも悲しいお祭りとして認識されていますが、それはお祭りがとても美しい反面、水害がきっかけによって開催されるようになった背景事情が絡んでいます。
眼鏡橋のライトアップは、写真撮影にもピッタリな雰囲気なので、若い世代がよく集まっているそうです。
見ているだけでリフレッシュできるような空間ではありますが、1分間の黙祷によって、気持ちが引き締まるでしょう。
蝋燭の光やイルミネーションなど、周辺が光り輝く様子は美しいですが、それが続くのもおよそ1時間です。
その後は撤収作業が始まるため、短い間だけ楽しめる光景となっています。
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まとめ
諫早市では毎年諫早万灯川まつりが開催されています。
水害で犠牲になった方々への思いが込められた、歴史あるお祭りとして有名です。
美しいライトアップや花火など、さまざまな要素を楽しめるお祭りでもあるので、2024年以降の開催も楽しみにしててください。
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