長崎市は子どもの教育に力を入れているため、多数の教育機関が設立されています。
今回はそのなかでも、一人ひとりの女性が“幸せ”に生きるための教育に取り組んでいる、活水高等学校の概要についてご紹介します。
学校でおこなわれている教育や2つのコースにも触れているので、現在通学先について調べている方はご参考になさってください。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
長崎市の賃貸物件一覧へ進む
活水高等学校の概要
まずは活水高等学校の概要をご紹介します。
沿革・歴史
学校を創立したのは、エリザベス・ラッセルです。
アメリカ合衆国のオハイオ州に生まれた彼女は、43歳のときに、長崎市に女子のための学校を創立しました。
創立は1879年で、その後は初等科や中等科などが設置されます。
当時の日本は、男性と女性で扱いが異なり、女性は教育すら普通に受けられないような状況が続いていました。
それを見かねた長崎市の牧師は、教育の専門家であるエリザベス・ラッセルを日本に招き、活水高等学校を設立させたのです。
開港当初は生徒が来る予定がない状態でしたが、学校が始まる当日に一人の生徒が訪れ、授業がおこなわれるようになりました。
教育理念
教育理念は「女性に最高の教育を」です。
これは先述したように、男性だけではなく女性にも同レベルの教育をすべきとの考えによる理念といえます。
性差をなくし、女性も社会人として活発に行動するためのスキルを習得できるよう、ハイレベルな教育指導がおこなわれています。
現在は女性でもキャリア形成できる時代になりました。
そんな時代だからこそ、スキルを身に付けてどんどん上を目指せるよう、知識量を増やすための指導にこだわっています。
また、キリスト教精神に沿って行動できるよう、活水精神をもって行動できるように伝えられています。
他者へ思いやりの心を持つ、自分自身を大切にするなど、生きるために必要な力を養えるよう教育している点も人気です。
目指す生徒の育成像
目指す生徒の育成像は「わたし、輝く。ともに、輝く」です。
これは学校生活の中でスキルアップをしていくうちに、社会人として活躍できるステージを見つけてほしいとの考えが表れています。
自分自身や家族・友人のために、学校で学んだ内容を最大限に生かし、社会貢献を目指せる女性になるためのカリキュラムが考えられています。
ときには周囲の方と協力しながら課題をクリアしていき、社会にとって必要不可欠とされる女性になれるよう、丁寧に指導されている学校です。
アクセス
活水高等学校は、長崎市の原爆資料館近くにあります。
また、周辺には長崎大学病院やコンビニなどもあるため、迷わずにアクセスできそうです。
比較的周辺は人通りが多く、安全に通学できるでしょう。
●所在地: 長崎県長崎市宝栄町15−11
●アクセス方法:大学病院を下車し徒歩10分
▼この記事も読まれています
長崎市の「長崎原爆資料館」はどんな場所?展示内容や施設をご紹介
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
長崎市の賃貸物件一覧へ進む
活水高等学校の教育と学校生活
活水高等学校では、どのような教育がおこなわれているのでしょうか。
以下で学校生活について見てみましょう。
特色ある学び
活水高等学校では、さらなる女性の活躍が期待されている現代社会に合わせて、「総合的な探求の時間」を設けています。
将来活躍する場を見出すためにも、生徒それぞれが自律的な選択をしていけるよう、生徒たちの教育に取り組んでいます。
また、生徒たちの心が清く豊かになっていくよう、傾聴力、共感力を磨くためにときには地域の奉仕活動にも参加しています。
さまざまな学びをして、自分自身の本質と向き合い、「何が幸せなのか」「自分は何を成すべきなのか」をじっくり考えられるようになるでしょう。
また、他者に対して真摯に向き合い、話を聞いたり気持ちに寄り添ったりできるようになります。
ただ基礎科目の成績を向上させるのではなく、人間性そのものに磨きをかけられるカリキュラムが採用されています。
キャリア教育
キャリア教育では、学校の目標である「女性にとっての幸せ」を実現できるよう考えられています。
日本では女性でもキャリアを築けば、相応の立場で仕事ができるようになりました。
キャリア教育においては、将来学・長崎文化学・長崎平和学などで、将来性を向上させています。
将来学では外部講師を呼ぶ場合もあり、講話・体験授業をして知見を得られるのが特徴です。
女性視点での学びにこだわっているため、女性としてキャリアを築くためにはどうすべきか、意識をどのように変えるべきかが分かります。
また、長崎文化学・平和学は、地元に特化した内容です。
原爆や核兵器について触れる授業もあり、平和とは何かを考えさせられます。
年間行事
年間行事では、他校にはあまり見られないものも開催されています。
たとえば花の日礼拝は、生徒が花を持参して恵みに感謝する機会です。
花はフラワーアレンジメントにして、老人ホームや病院などの施設へ提供します。
さらに、活水祭は他校でも開催されている学校祭のような催しものです。
日頃学校生活で学んだ内容を展示物として発表したり、バザーを開催したりなど、楽しいイベントが盛りだくさんとなっています。
なかでもダンスや音楽演奏は、活水祭のなかでも見どころです。
各種施設も
学校内にはさまざまな施設があり、教育設備が整っています。
たとえばチャペルは礼拝堂として使用している場所で、学校生活における1日が始まる場所でもあります。
また、シオンホールは中学校専用の礼拝堂で、まったく異なる雰囲気です。
さらに教室では、各種電子教材を視聴するための設備が整っています。
オルガンも設置されているため、終礼に使用可能です。
さらにコールルームは、英語のスキルアップを本格的に図るための施設です。
リスニングやスピーキングなど、英会話スキルをしっかり身に付けるための教室となっています。
▼この記事も読まれています
長崎市の世界遺産「軍艦島」の見どころとは?一緒に寄りたい施設もご紹介
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
長崎市の賃貸物件一覧へ進む
活水高等学校にある2つのコース
活水高等学校には2つのコースが用意されています。
以下でそれぞれの違いを見てみましょう。
グローバル探究コース
グローバル探究コースは、日本国内や地元に関する知識だけではなく、海外文化に興味関心を持っている方に人気があります。
グローバルな形で世界的に活躍したい、「日本」の枠にとらわれない活動がしたいと考えている方におすすめのコースです。
進学先は生徒によって異なりますが、多くは難関私立大学や国公立大学を目指します。
主に文系や医歯薬の分野を目指す方が多いです。
教育指導のレベルが高く、ときには簡単には解決できない課題が出される場合もあります。
しかし、それらをクリアしていく楽しさや達成感などを味わえるため、人間力が向上していくカリキュラムとなっています。
ミライ探究コース
ミライ探究コースでは、自分が興味関心を持っている分野を追求できるカリキュラムに構成されています。
ときには、学業だけではなく部活動にも取り組み、基本的な学力向上を目指せるコースです。
進学先は活水女子大学や私立大学などで、グローバル探求コースとは難易度が異なります。
3年間のカリキュラムで、自分自身の可能性を広げていき、社会で活躍できる立派な女性を目指せるでしょう。
また、各種検定試験を受けて、スキルアップを目指せる点も人気です。
合格すれば就職の際に武器となる可能性もあり、自己肯定感アップ効果も期待できます。
さまざまな課題に挑戦していくうちに、自分自身の可能性を見つけていき、将来何になりたいのかが明確になっていくでしょう。
▼この記事も読まれています
長崎市中心部のおすすめ観光スポット3選!異国情緒を楽しもう
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
長崎市の賃貸物件一覧へ進む
まとめ
長崎市にある活水高等学校は、女性に寄り添ったカリキュラムを取り扱っています。
将来的にキャリア形成がしたい、自分を大切にできる女性になりたいと感じている方におすすめです。
2つのコースはいずれも良質なカリキュラムが採用されています。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
長崎市の賃貸物件一覧へ進む