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大村市にある長崎医療センターとは?概要や診療内容・取り組みをご紹介

長崎タウン情報

大村市にある長崎医療センターとは?概要や診療内容・取り組みをご紹介

長崎県への移住を検討されている方のなかには、大村市を候補に入れて物件探しを行っている方もいらっしゃるでしょう。
引っ越し先を決める際は、その物件の近くにどのような施設があるのかを確認しておくことも大切です。
今回は大村市にある「長崎医療センター」について、概要や診療内容、病院の取り組みなどを解説します。

大村市にある長崎医療センターの概要

大村市にある長崎医療センターの概要

長崎医療センターは長崎県中央の中核病院として、高度総合医療や救急医療、災害医療など幅広い医療を提供しています。
はじめに、長崎医療センターの概要から確認しておきましょう。

長崎医療センターの理念

長崎医療センターの理念は、「高い水準の知識と技術を培い、さわやかな笑顔と真心で患者さん一人ひとりの人格を尊重し、高度医療の提供を目指す」です。
救急医療の最後の砦として安全で質の高い医療を提供し、地域住民と医療機関からの信頼を得ることを使命としています。
また、すべての医療人と学生に魅力的な教育研修を提供するとともに、臨床研究を推進して国際医療協力に貢献することを目指しています。

長崎医療センターの沿革

長崎医療センターは、1942年開設の大村海軍病院を前身として、1945年に国立大村病院として発足しました。
1950年7月に国立長崎病院を統合し、その後は徐々に規模を広げ、がん診療施設や救急医療センター、血液透析センターなどを開設します。
1975年には国立長崎中央病院と名称変更を行い、現在の病院名である長崎医療センターとなったのは2004年のことです。
また、建物の老朽化が進んでいたことから、1998年の1月に全面建て替え整備工事を開始、2001年9月に新病棟が完成しました。
ドクターヘリの運用や海外の医科大学との交流、医療支援救護班派遣、健康フェスタなど、さまざまな取り組みを行い、地域医療の発展に貢献し続けています。

●所在地:長崎県大村市久原2丁目1001-1
●アクセス:JR「大村」駅から車で約10分・JR「諫早」駅から車で約20分

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大村市にある長崎医療センターの診療内容

大村市にある長崎医療センターの診療内容

長崎医療センターには、内科や外科、小児科、創傷センター、放射線科、膠原病・リウマチ内科など約38つの診療科があります。
ここでは、利用者数の多い内科と外科、ファミリー層に需要の高い小児科や産婦人科、病院の特徴の一つであるてんかんセンターの診療内容について解説します。

内科

一口に内科といっても、最近ではその中での細分化が進んでいます。
長崎医療センターでは、血液内科や腎臓内科、リウマチ科、脳神経内科、呼吸器内科など、約9つの内科があります。
なかでも消化器内科や循環器内科は緊急性が高く、迅速な入院や検査などの対応が出来ることが重要です。
救命救急センターも併設している長崎医療センターであれば、緊急性が高いと判断された場合でも迅速な対応が望めるでしょう。

外科

内科と同様に外科も細分化が進んでおり、扱う臓器や部位ごとによって診療科が異なります。
長崎医療センターにあるのは、外科、呼吸器外科、整形外科、形成外科、脳神経外科、心臓血管外科です。
専門領域別チームを編成し、5大癌(胃、大腸、乳腺、肺、肝臓)を主体に年間1,000例以上の手術を実施しています。
また、救命救急医や形成外科医、放射線科医と連携をとりながら、ドクターヘリ等で搬送される重度外傷にも対応しています。

小児科

子どものいるご家庭では、すぐ近くに小児科を備えた病院があると安心ですよね。
長崎医療センターの小児科では、1次から3次医療まで対応できる機能を備えています。
なかでも、新生児医療については、長崎県唯一の総合周産期母子医療センターの一翼を担い、高度な専門医療を展開しています。
さらに、24時間・365日体制で対応可能、状況に応じて緊急入院できる体制を整えているため、子どもの急な体調不良や怪我にも診てもらえるという安心感があるでしょう。

産婦人科

長崎医療センターでは、産婦人科かかりつけ医と連携した産婦人科地域医療を推進しています。
救急ではない婦人科の種々の症状、正常妊娠・出産などは、まずかかりつけ医の産婦人科診療所で担当します。
その中で専門的な治療が必要な場合に、長崎医療センターで病状が安定するまで治療を行うシステムです。
2003年には、分娩のみ長崎医療センターで行う「産婦人科オープンシステム」を導入しています。
妊婦健診は通いやすいかかりつけ医で受診でき、分娩は設備やスタッフが充実している病院で行えるというメリットがあります。

てんかんセンター

長崎医療センターでは、てんかんの診断・治療・研究をする「てんかんセンター」も備えています。
ここでは、てんかんでお困りの方に対し、より専門的な診察や検査を行い、最も適切と思われる治療方法を提案しています。
てんかんの症状をお持ちの方からすると、このような病院が近くあると安心感があるでしょう。
また、臨床心理士による面接や検査、メディカルソーシャルワーカーによる福祉や医療費の相談なども受け付けており、多方面から治療・支援を行っています。

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大村市にある長崎医療センターの取り組み

大村市にある長崎医療センターの取り組み

長崎医療センターでは、患者さんたちが治療に専念できる環境を整えるため、さまざまな取り組みを行っています。

医療チームによる手厚いサポート

長崎医療センターでは医療チームを組み、さまざまな医療専門職が連携して、1人の患者さんに対して治療やケアを行っています。
たとえば、栄養サポートチーム(NST)では、医師や管理栄養士、看護師、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士などが連携し、それぞれの患者さんにあわせた適切な栄養管理を行います。
長崎医療センターNSTは2004年1月に設置され、2005年11月に日本静脈経腸栄養学会よりNST稼動施設として認定されました。
その他にも、がん治療を受ける患者さんの生活を支える「緩和ケアチーム」、院内の感染対策を行う「感染症コントロールチーム(ICT)」があります。

高度専門医療の提供

高度専門医療とは、特定の疾病や症状に対して高度な医療を提供する医療機関のことです。
長崎医療センターは「地域がん診療連携拠点病院」として、診療や研修の実施に加え、患者さんや地域の方々へがんに関する情報の提供や相談窓口の設置などを行っています。
また、長崎県における肝疾患診療連携拠点病院、県内唯一の総合周産期母子医療センターに指定されていてる点も大きな特徴です。
さらに、ドクターヘリ基地病院としても活動し、急患の現場での治療や重症救急患者の搬送支援を行うなど、その取り組みは多岐にわたります。

公開講座がんフォーラムの実施

長崎医療センターでは、県民の皆様を対象にがんに対する知識の普及・啓発を目的とした院外活動「市民公開講座がんフォーラム」を行っています。
令和7年2月で約10回目の開催となり、講師を招いた講演会のほか、測定や講壇コーナーも実施しています。
現役医師から経験に基づいた生の声が聞けるのは貴重であり、非常に有意義な時間となるでしょう。

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まとめ

大村市にある長崎医療センターは、1942年創立という長い歴史と実績を持つ高度総合医療施設です。
国立病院機構の病院として地域医療を担うとともに、ドクターヘリも運行し、日本全国から患者さんを受け入れています。
約38つの診療科を有しており、夜間・休日も救急外来で24時間対応可能、場合により緊急入院できる体制を整えています。
このような病院が家の近くにあれば、安心して安定した生活を送れるのではないでしょうか。


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