賃貸物件には契約前に入居審査がおこなわれますが、なかには審査におちる方もいます。
この際におちてしまうのは、どのような原因が考えられるのでしょうか。
今回は審査に落ちる場合に考えられる理由や、とおりやすくなるためのコツをご紹介していくので、参考にしてみてください。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
長崎市の賃貸物件一覧へ進む
賃貸物件の入居審査とは
そもそも賃貸物件の入居審査がどのようなものなのかご存じでしょうか。
以下で詳しく見てみましょう。
オーナーのリスク軽減が目的
入居審査がおこなわれる目的は、賃貸物件のオーナーの負担を軽減するためです。
物件を貸し出しているオーナーにとって、部屋を貸し出したのに家賃を支払ってもらえない、室内の設備を壊されてしまうなどのトラブルは大きな負担になります。
金銭的な負担になるだけではなく、場合によっては入居者同士での揉め事に発展すると、物件の経営そのものが難しい状況となるでしょう。
このような問題が起こるリスクを軽減させるために、前もって入居希望者に対して審査がおこなわれます。
審査では支払い能力の有無、近所トラブルを起こす危険性などを確認します。
なかにはローンを活用して物件を購入しているオーナーもいるため、家賃の支払いに滞りがないかは重要なポイントとなります。
判断にかかる日数
入居者に問題がないか判断するためには、およそ3日~7日かかります。
そのため、何週間も待たされてしまう心配はなく、基本的には数日程度で結果が判明します。
ただし、これはあくまでも繁忙期を考慮しなかった場合の日数です。
不動産会社は基本的に1月~3月になると繁忙期になります。
これは就職や入学などによって、引っ越しをする方が増える時期だからです。
繁忙期になると、入居希望者が増えることで審査する数も増えるため、通常よりも審査がとおるまでに時間がかかる可能性があります。
場合によっては10日以上かかるため、繁忙期に申し込む場合はスケジュールに余裕をもたせておかなくてはなりません。
チェックされるポイントとは
入居者に対してのチェックポイントは、主に支払い能力の有無です。
家賃の支払い能力がないのに契約してしまうと、後々滞納されてしまうリスクがあるためです。
また、入居希望者の支払い能力だけではなく、連帯保証人の勤続年数や年収なども確認します。
物件に入居する本人の情報だけではなく、連帯保証人に関しても細かくチェックされるという点もあらかじめ考慮しておきましょう。
そのため、連帯保証人であれば、どんな方でもいいわけではありません。
また、高齢者ですでに退職している場合、持ち家はあるか、年金はいくら受給しているかなどの要素を確認します。
▼この記事も読まれています
賃貸借契約で提出を求められる必要書類!必要な理由や発行手順をご紹介
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
長崎市の賃貸物件一覧へ進む
賃貸物件の審査で落ちる原因
もちろん誰もが通過できるわけではありません。
以下では落ちる場合に考えられる理由をご紹介します。
収入と家賃のバランスが悪い
まず考えられる原因として、収入と家賃のバランスが悪い点が挙げられます。
基本的に、家賃は収入の3分の1以下が目安といわれています。
水道光熱費や交際費などの支払いを考えると、それ以上の家賃を支払い続けるのは難しいでしょう。
そのため、収入に対して家賃が高いと、「十分な支払い能力がない人」と思われてしまい、結果的に通過できなくなります。
また、支払い能力があると判断される年収として、家賃の36倍以上の金額が目安です。
たとえば家賃が5万円の場合、年収の目安は180万円以上、月収だと15万円以上です。
このバランスを意識することで、審査に通過する可能性があがると考えられるでしょう。
雇用形態に安定性がない
働いているといっても、雇用形態は人それぞれ異なります。
たとえば、アルバイト・パート・正社員・フリーランスなど、働くうえでのスタイルはさまざまです。
しかし、基本的には雇用形態が安定していれば、審査に落ちるリスクが少ないと考えられます。
もっとも通過しやすいのが、正社員や公務員など、一般的に「安定した職」といわれている雇用形態です。
その次に非正規雇用・契約社員となりますが、こちらも比較的通過しやすい傾向にあります。
さらに、その次はフリーランス・アルバイト・パートと続きますが、通過率は50%以下が目安とされています。
さらには無職・水商売の場合、通過のハードルが高くなり、わずか10%以下となります。
ただし、フリーランスの場合は収入に波があると、審査に通過しづらくなります。
この場合は、直近の所得を提示して、十分な収入を得ているとアピールできれば、通過率をアップできるでしょう。
人間性
十分な収入があり、安定した職に就いていても、人間性に問題があれば審査の通貨は難しくなります。
たとえば、過去に近隣住民とのトラブルを起こした経験がある、申告内容が嘘ばかりなどの場合は、人間性に問題があると判断されかねません。
支払い能力の有無はとても大切な判断ポイントになりますが、人として信頼できるかも重要な要素として考えられているのです。
そのため、不動産会社とのやり取りも、大きな判断材料として考えられます。
実際に接した際に立ち振る舞いに難があると判断された場合は、入居が難しくなるでしょう。
▼この記事も読まれています
シングルマザーが賃貸物件を契約する際に知っておきたいポイントをご紹介
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
長崎市の賃貸物件一覧へ進む
賃貸物件の審査に通過するためのコツ
落ちるリスクを軽減させて、スムーズに通過するためには、何をすべきなのでしょうか。
以下でコツをご紹介します。
身だしなみを整える
先述したように、支払い能力の有無だけではなく、人間性もチェックされています。
そのため、最低限の身だしなみができていなければ、不動産会社へマイナスイメージを与え、通過率を自ら下げてしまうのです。
もし、物件について相談に行く場合は、身だしなみを整えるよう意識しましょう。
もちろんスーツを着用して不動産会社を訪問する必要はありませんが、髪の毛を整えたり、服のしわを伸ばしたりなど、必要最低限の心掛けは必須です。
また、不動産会社のスタッフと会話をする際は、丁寧な言葉遣いを意識しましょう。
上から目線で態度が悪いと、マイナスイメージを与えてしまい、今後の結果に影響を及ぼします。
手取りに対してバランスを取る
物件を探す際は、手取りに対してどの程度の家賃なら問題ないか把握しておきましょう。
一般的には、家賃が手取りに対して20~30%程度であれば、通過率が上がるといわれています。
もちろん他に落ちてしまう要因がある場合は、手取りと家賃のバランスが取れていても通過できないケースもあります。
だからといって家賃と手取りのバランスが取れていないと、何度申し込んでもなかなか通過できず、時間を無駄にしてしまう恐れがあるので注意しましょう。
また、家賃は固定費になるため、他の費用と比べると金銭的負担が大きくなる可能性が高いです。
長期にわたって支払いが必要なものだからこそ、負担のない範囲での家賃を選びましょう。
貯金をする
貯金は、入居審査の通過率を上げるための方法としておすすめです。
具体的には、家賃の1~2年分の貯金を貯めておけば、通過率がアップする可能性が高まります。
この場合は預貯金もチェックされるため、自宅に保管してある通帳をコピーして不動産会社に提示する必要があります。
少しでも貯金をしておけば、将来的な物件探しで役に立つかもしれません。
▼この記事も読まれています
賃貸情報のおとり物件には要注意!その詳細や見分け方とは
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
長崎市の賃貸物件一覧へ進む
まとめ
賃貸物件の入居審査に落ちる場合は、さまざまな原因が考えられます。
支払い能力がない、安定した職に就いていないなど、何かしらの心当たりがある場合は、審査に影響が出ることが考えられます。
今回ご紹介したコツを参考にしながら物件探しを始めてみてはいかがでしょうか。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
長崎市の賃貸物件一覧へ進む