賃貸物件で生活していると、隣人からの嫌がらせに困ったという経験はないでしょうか。
そんな嫌がらせには、具体的にどのようなきっかけがもとでそのような事態に発展するのでしょうか。
今回は、具体的に嫌がらせに該当する行為や、その対処法などを解説するので、今後の参考にしてみてください。
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賃貸物件で隣人に嫌がらせされる際によくあるきっかけ
何のきっかけもなく、隣人から嫌がらせをされることはあまりないでしょう。
以下ではよくあるきっかけをご紹介します。
騒音問題
賃貸物件の多くは集合住宅です。
同じ建物内で生活しているため、生活音や話し声などが隣人に聞こえているかもしれません。
なかには騒音レベルにまで大きな音が響き渡っており、隣人に大きなストレスを与えてしまっている可能性があります。
こうした問題が起こっていると、近隣住民はそれに怒って嫌がらせをする場合があります。
子どもが走り回る音やペットの鳴き声など、騒音の原因がどのようなものかはさまざまです。
なかには、夜に楽器演奏をしている、早朝からテレビの音が響いてくるなど、配慮に欠けた行為が目立つ場合もあるでしょう。
上記の中で何かしらの心当たりがある場合は、騒音がきっかけかもしれません。
共用部を丁寧に使えていない
また、共用部の使い方に問題があり、他の住民に迷惑をかけている場合もあります。
たとえば、廊下やバルコニーなど、他の住民と一緒に利用するスペースを散らかしたり、そこで騒いだりしていないでしょうか。
さらに、廊下に私物を置いて住人の通行を妨げているということもあります。
共用部分は最低限のマナーを守りながら、お互いに配慮し合って使用しましょう。
しかし、この意識ができていないと、無意識に他人へストレスを与えることになります。
ペットの飼育やマナー
さらには、犬や猫などを飼っている場合、ペットの飼育やマナーが原因として考えられます。
そもそも、ペット不可の物件で動物を飼っている場合、近隣住民に不快な気持ちを与えるのは当然です。
また、多頭飼いをしているが、世話が行き届いておらず、悪臭が発生している場合もストレスの原因となります。
基本的にペットは室内で飼うもののため、他の住民には関係がないと思ってしまうかもしれません。
しかし、たとえ室内で飼育していても、鳴き声やにおいなどで周囲に悪影響を及ぼす場合があります。
さらに、猫などを放し飼いしている場合は、共用部分を荒らされる場合もあるでしょう。
いずれの問題も、隣人にとっては大きな精神的負担となるため、これらをきっかけに嫌がらせへ発展する可能性も少なくありません。
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賃貸物件で隣人からの嫌がらせに該当する行為とは
そもそも、どのような行為が嫌がらせといわれるのでしょうか。
以下で詳しく見てみましょう。
壁を「ドン!」と叩かれる
集合住宅で多いのが、壁を「ドン!」と叩かれることだと考えられます。
大きな音が響き渡り、物件によっては部屋が多少振動する場合もあるでしょう。
ただし、ほとんどの場合では何度も壁を叩かれるのではなく、1~2回程度です。
壁を叩かれる要因として、騒音が起こっている際に「うるさい」と伝えるためにおこなわれることが考えられます。
壁を叩かれる直前に、大きな音を出して騒いでいる場合は、その行為がそもそもの原因であると考えられるでしょう。
嫌がらせをされた際には、まずは自分に原因はないか考えましょう。
何もしていなくて壁を叩かれることはあまりないため、周りへの配慮を意識して生活しましょう。
玄関に張り紙を貼る
玄関に張り紙を貼られる行為を嫌がらせと感じる方もいらっしゃるでしょう。
張り紙に記載されている内容はさまざまですが、たとえば個人情報や落書きを書いたり、悪口が書かれていたりなどです。
あきらかに悪意のある張り紙は、それを見た際にショックを受けてしまうかもしれません。
また、張り紙ではなく、直接壁や車に落書きをされるといったことも考えられます。
クレームをいわれる
直接、隣人からクレームをいわれる場合もあります。
たとえば、インターフォン越しにいわれたり、大声で叫けばれたりといったことが考えられます。
基本的には、他の入居者に不満や問題がある場合は、入居している物件を管理する不動産会社へ相談します。
しかし、なかには不動産会社に相談しただけでは解決せず、自分で直接クレームを伝えて解決しようとする方もいるのです。
そのように、直接家に乗り込んできた際に、対応するのは注意が必要です。
場合によっては、問題が大きくなる可能性もあるため、できればインターフォン越しに対応しましょう。
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隣人から嫌がらせ行為をされた際の対処法
もし、隣人から嫌がらせ行為をされたら、どのような対処法を試すと良いのでしょうか。
以下で詳しく見てみましょう。
確たる証拠を押さえる
まずは、確たる証拠を押さえるのが大切です。
仮に近隣住民からの被害に苦しんでいても、証拠がないと何もできません。
こういったトラブルは民事不介入のため、警察に相談しても対応することが難しいです。
もし、器物破損をはじめとする罪に当たる場合は対応できますが、明確な証拠を集める必要があります。
まずは、客観的な証拠を集めましょう。
写真や動画などの記録が誰の目にもあきらかなため、証拠として効力が高いでしょう。
証拠の取り方
そもそも、証拠をどのようにして取るといいのか、具体的な方法が分からない方もいらっしゃるでしょう。
この場合は、防犯カメラの設置が効果的です。
防犯カメラなら、動画で相手の動きや音声などを記録できるため、動かぬ証拠の収集が可能です。
また、基本的にはカメラを設置するだけのため、費用負担も少なく済みます。
ただし、カメラの設置には管理会社からの許可を得る必要があります。
プライバシーの侵害だといわれる可能性もあるため、無許可で勝手に設置することはできません。
さらに、設置する場所は他の入居者の迷惑にならない場所に限定しましょう。
不特定多数の方が映る場所は、防犯以外の目的があると思われてしまうかもしれないためです。
あくまでも、事件や事故を未然に防ぐために設置すると明示しなくてはなりません。
なかには、設置することに対して、いくつかの条件を設けている自治体もあるため、設置ができるかは管理会社に尋ねましょう。
話し合いもおすすめ
監視カメラの設置を考える前に、隣人と話し合いをしてみるのもおすすめです。
なぜ嫌がらせ行為をするのか、何か理由があるのかなどを尋ねれば、事情が明確になるかもしれません。
たとえば、先述したような騒音問題をきっかけに、近隣住民が怒っている場合は、大きな音を出さないよう配慮するだけで同様の問題は起こらなくなるでしょう。
もしかすると、他の住民にもストレスを与えているかもしれません。
話し合いによって、お互いの問題点が明確になり、快適に生活するためにお互いが歩み寄ることができるでしょう。
仮に話し合いに応じてもらえない、話し合っても問題が解決しない場合は、防犯カメラの設置を考えるといいでしょう。
場合によっては管理会社ではなく、自治体に被害を受けていると相談する手段もあります。
問題の規模が大きければ、管理会社や大家さんだけでの解決が難しいため、自治体は心強い存在です。
心身にダメージを負っている場合は、国民生活センターへの相談も可能です。
状況に合わせた対処法を試していくことで、賃貸物件での快適な生活を目指しましょう。
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まとめ
賃貸物件で隣人から嫌がらせされるのは、何かしらのきっかけがあります。
ご自身が周りに対して、迷惑をかけていないかを見直すところから始めましょう。
嫌がらせが絶えない場合は、監視カメラの設置や話し合いなどの対処法を試して、快適な生活を目指しましょう。
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